ヒルクライムにおすすめのタイヤの条件は「軽い」こと!
そしてよく転がることです。
激坂でのダンシングにも負けない強靭さや、安心して下れるグリップ力も必要ですね。
そこで本記事では、ヒルクライムにおすすめのタイヤ4選をレビューします。
ヒルクライムは私の得意分野、厳選されたとっておきのタイヤを紹介しますよ!
楽しみにしてください!
たっち軽さは正義!
自分で使用したタイヤをレビューしています
実際の使用感をもとにレビューするのが当ブログのモットー!
本記事で紹介しているタイヤは全て私が実際に使用したタイヤです。
どのタイヤも寿命まで使い切っているので、耐久性にも言及しています。
それぞれのタイヤの詳しいレビュー記事も用意してあるので、参考にしてみてください!
ヒルクライムにおすすめのロードバイクタイヤ


ヒルクライムのタイヤで重視すべきポイントはこちら。
- 重量が軽い
- 転がり抵抗が軽い
- グリップ力が高い
レースにおいては上りだけではなくダウンヒルの場面も現れるので、重量や走りの軽さだけではなく、グリップ力の高さも重要ポイントです。



上り特化のタイヤも、ヒルクライムレースで総合的に強いタイヤも紹介していきますね。



私が愛用しているタイヤも登場しますよ!
- アジリスト ライト
- P ZERO RACE
- GP5000
- アジリスト ファスト
ヒルクライムにおすすめのタイヤ、最初のエントリーはパナレーサー「アジリスト ライト」!
とにかく「軽さ」に振り切った、ヒルクライムに特化した超軽量レーシングタイヤです。
私も現在ゴリッゴリに愛用しておりますよ。



私がこれまで使ってきたタイヤの中で、一番軽いタイヤです!
そして次なる登場は、ピレリ「P ZERO RACE」!
こちらはイタリアのタイヤメーカー、ピレリのド定番タイヤ。
価格はそれなりにしますが、乗り心地がいい上に速く走れる優秀なタイヤです。
軽く上れるのはもちろん、極上のグリップでダウンヒルも安心。
ヒルクライムにおすすめのタイヤです。
次は、みんな大好きコンチネンタル「GP5000」!
こちらは全方位に優れた王道の大人気タイヤ。



誰もが一度は経験しているド定番のタイヤね。
そして、パナレーサー「アジリストファスト」!
こちらはパナレーサー渾身の力作で、最上位のレーシングタイヤ。



パナレーサーの本気を体感せよ!
GP5000とアジリストファストは、速く上れるだけでなく、平坦に近いゆるい上りやダウンヒルを楽に高速で走行できます。
ヒルクライムレースにも平坦や下りは現れるので、そこで差をつけることもできるし、高速を維持したまま足を休めることもできます。
上り特化のタイヤではありませんが、総合的にはタイムを縮めることも可能です。



どのタイヤも本番で結果を残せるタイヤです。
あとは自分の好みで!



詳しいレビュー記事のリンクを貼っておくので、参考にしてみてね!
パナレーサー「アジリストライト」


アジリストライトは、アジリスト以上の圧倒的な走りの軽さを実現するために、トレッドパターンから原材料まで全方位による専用設計がなされたモデル。
パナレーサーのフラッグシップ「アジリストシリーズ」の最軽量モデルになります。
【パフォーマンス】
| ヒルクライム | レース | ツーリング |
| 10 | 8 | 6 |
アジリストライトはヒルクライムに特化したタイヤ。
普段使いやツーリングやサイクリングで使うよりも、ヒルクライム用として使うほうが満足度は高いです。
【重量と価格】
| サイズ | 重量 | Amazon価格 |
| 700×23C | 160g | 5786円 |
| 700×25C | 170g | 5495円 |
| 700×28C | 190g | 5899円 |
この軽さがアジリストライトの最大の武器!
軽さだけでなく、転がり抵抗のさらなる低減によって上り坂もスッスッと上っていけますよ。



クライマーの必需品ですぞ!



価格もお手頃だし、一度は試してほしいタイヤです!
アジリストライトのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ○タイヤ重量が軽い ○転がり抵抗が少ない ○安定感がありダウンヒルも安心 ○高性能の割に価格は安め | ×耐パンク性能に不安あり |
○タイヤ重量が軽い
アジリストライトはとにかく軽い!
この軽さが上り坂で最高の威力を発揮してくれます。
クライマーにとってはまさに「軽さこそ正義!」
ヒルクライムをするなら一度は経験しておくべきタイヤですよ!



全力を出し切った後に悔いを残さないように、タイヤの選択を誤らないで…
○転がり抵抗が少ない


アジリストライトは、新テクノロジー「ZSG AGILE Compound」、「Tough & Flex Super Belt」により、極限まで軽量性を求めたジラーから重量を増やすこと無く、転がり抵抗低減が実現した超軽量レーシングタイヤです。
超軽量なうえに転がり抵抗も低減されているので、ホントにスッと走り出せます。
上り坂もスッスッと登れますよ!



買って最初のひと漕ぎの感想は「うわあぁぁー」って感じでした。



声が出るほど軽やかだったわけね!
○ダウンヒルも安心
ヒルクライム向け鬼軽タイヤのアジリストライトですが、上りに強いだけではなくダウンヒルも安心して下れるのが優れているところです。
私はチキンなので、スピードの出る下りが苦手です。
しかしアジリストライトは走りに安定感があるので、下りのコーナーも他の軽量タイヤよりも安心して走れるのがうれしいところ。



あくまで私の実感です。
さらにアジリストライトには耐パンクベルトがしっかり入っているので、下りでスピードが乗っても問題なし。
私のような小心者でも安心してガンガン飛ばせるのです。



雨の中での走行はしていないので濡れた路面でのグリップは検証できていませんが、この感じだと問題はなさそうですよ。
○高性能の割に価格は安め
ヒルクライムレースの決戦用として使える超軽量レーシングタイヤのアジリストライトですが、価格の安さも大きな魅力です!
これだけ高性能のタイヤがAmazon価格で5000円代で購入できるのは、本当にありがたいことです。
海外メーカーの同レベルのタイヤならプラス3000円以上はかかりますからね。
【アジリストライトの重量と価格】
| サイズ | 重量 | Amazon価格 |
| 700×23C | 160g | 5786円 |
| 700×25C | 170g | 5495円 |
| 700×28C | 190g | 5899円 |



いざという時のために持っておくべきタイヤです!



アジリストライトのデメリットも把握しておきましょう!
| メリット | デメリット |
| ○タイヤ重量が軽い ○転がり抵抗が少ない ○安定感がありダウンヒルも安心 ○高性能の割に価格は安め | ×耐パンク性能に不安あり |
×耐パンク性能に不安あり
「鬼軽」のキャッチフレーズの通り軽さがウリのアジリストライトなので、どうしてもパンクに対する不安は付いてまわります。
私はパンクに対する恐怖心や警戒心は人一倍あるほうなので、最初からアジリストライトは本番や特別な練習のときしか使いませんでした。
なので結論として、今まで購入した全てのタイヤをパンクなしで寿命まで使い切っています。



これまでに4本使い切りました。
アジリストライトはこんな人におすすめ!
- ヒルクライムをする人
- トップクラスの軽量レーシングタイヤを安く入手したい人
全てのクライマーに激しくおすすめしたいアジリストライトですが、軽さや性能だけでなく価格の安さも大きな魅力です。
海外ブランドの3分の2以下の金額で購入できますよ。
タイヤは他のパーツと違って消耗品ですし、決戦用ともなれば予備もストックしておきたいので「安い」ことは重要な要素です。



普通に考えて、本番の決戦用タイヤがAmazon価格で5000円代で買えるって驚愕ですよ。
ちなみに私のお気に入りタイヤです
パナレーサー「アジリスト ライト」は私のお気に入りのタイヤです。
私は趣味でヒルクライムレースに出場するので、軽さを最大限に優先しているのです。
ダウンヒルや平坦を含めて総合的に見れば、もっといいタイムが出せるタイヤもありますが(アジリストファストやGP5000)、
「下りで抜かれても、次の上りで抜き返すから悔しくない!(泣)」
というメンタルで走っているので、私にはアジリストライトがピッタリなのです。
価格が安いのもメチャメチャありがたいですね。



アジリストライトの詳しいレビューをしています。
ぜひ参考にしてみてください!


ピレリ「P ZERO RACE」


P ZERO RACEは、3つの異なるポリマーをブレンドした「スマートエボ・コンパウンド」により、
- グリップ力
- 転がりの良さ
この2つの相反する特性をバランスよく実現したタイヤです。
タイヤ内部に耐パンク性ナイロン補強層を追加しているので、耐パンク性能にも優れていますよ。



ピレリを代表するド定番タイヤです!



ピレリでタイヤ選びに迷ったら、コレ選んどけば間違いなし!
ピレリってどんなメーカー?
ピレリ(Pirelli)は、イタリアのミラノに本社を置く世界第5位のタイヤメーカーです。
F1にも参加しているので、名前を聞いたことのある人も多いでしょう。
タイヤの品質と技術向上に力を入れており、高品質・高性能のタイヤは高い評価を得ています。
P ZERO RACEは、ピレリを代表するロードバイク用のド定番モデルで信頼できるタイヤです。
ちなみに私の勝手なピレリのイメージは、「高い」「レース向け」「マニアック」といったところです。
【P ZERO RACEの重量と価格】
| サイズ | 重量 | Amazon価格 |
| 700×26C | 205g | 9080円 |
| 700×28C | 225g | 9080円 |
| 700×30C | 245g | 11492円 |
【2本セットの価格】
| 700×26C | 16900円 |
| 700×28C | 17000円 |
| 700×30C | 17600円 |



2本セットのほうが断然お得ですよ!
P ZERO RACEのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ○乗り心地がいい ○転がりが軽い ○グリップ力が高い ○取り付けがラク | ×価格が高い |
○乗り心地がいい
私が最も強く感じたメリットが、乗り心地のよさです!
GP5000、アジリスト、ファスト、ライト、デューロなどと比べて乗り心地の良さはダントツです。
私は硬いタイヤを使うことが多かったので、一発でファンになりましたね。



あくまで私の好みですが。
○転がりが軽い
P ZERO RACEは、軽くて転がりもいいので坂もラクに上れます。
激坂のダンシングでは硬いタイヤのほうが有利かなと思っていましたが、柔らかめのP ZERO RACEでも全く違和感なしに上れました。
実際GP5000と比較するとどうなのか、気になったのでいつもの上りの練習コースを何度も計測しましたが、これに関してはハッキリした差は感じられませんでした。



タイムが同じで乗り心地がいいなら、P ZERO RACEのほうが良いのでは?



平坦の高速巡行はGP5000のほうがラクかも。
○グリップ力が高い
グリップ力の高さは、さすがのピレリといったところ。
ダウンヒルが怖くないのがメチャメチャうれしいです!



下りのコーナーでも、しっかり路面を捉えてくれるので安心!
下りのカーブを安心して曲がれるのは本当にうれしいです。
私はダウンヒルが苦手なチキンなので、いつもビビッて引き離されてしまいツライ思いをしています。
しかしひび割れや凸凹が多い田舎の峠道でも、このタイヤはコントロールしやすくて走りやすく、期待を持たせてくれるタイヤです。



このタイヤと一緒ならもっと攻められるハズ!
上りが速くて下りが安心のP ZERO RACEは、ヒルクライムにおすすめのタイヤです。
全開の真剣勝負では、機材に信頼感があるとそれだけで精神的に優位に立てるので、これはもう本番で使うしかないと決意しましたね。
○取り付けがラク
P ZERO RACEは柔らかめのタイヤなので、取り付けはラクにできます。
私は普段、硬いタイヤや耐パンクタイヤを使うことが多いので、取り付けに手こずることもありますが、P ZERO RACEはメチャメチャ簡単に装着できます。



タイヤレバーなんて必要なし!
素手でチャチャっと完成です。
私は自称タイヤオタクなので、これまで多くのタイヤの着脱を繰り返してきましたが、このP ZERO RACEが取り付けやすさダントツNo.1です!



たとえパンクしても、恐れることなし!



P ZERO RACEのデメリットも把握しておきましょう!
| メリット | デメリット |
| ○乗り心地がいい ○転がりが軽い ○グリップ力が高い ○取り付けがラク | ×価格が高い |
×価格が高い
P ZERO RACEの唯一にして重大なるデメリット、それは「価格が高い」こと!
Amazonで2本セットが17000円近くします。
これはかなり高級な部類のタイヤといっていいでしょう。
ちなみに私はこれまで20年以上ロードバイクに乗っていますが、このP ZERO RACEがタイヤでは最も高額な買い物でした。



ハァハァ言いながらポチりましたよ…
【P ZERO RACEの重量と価格】
| サイズ | 重量 | Amazon価格 |
| 700×26C | 205g | 9080円 |
| 700×28C | 225g | 9080円 |
| 700×30C | 245g | 11492円 |
【2本セットの価格】
| 700×26C | 16900円 |
| 700×28C | 17000円 |
| 700×30C | 17600円 |
P ZERO RACEはこんな人におすすめ!
- ガチでヒルクライムを走る人
- レースやイベントなど本格的に走りたい人
- 乗り心地のいいタイヤが欲しい人
- 資金に余裕がある人
P ZERO RACEは、乗り心地がいい上にレース本番でも活躍してくれるタイヤです。
特にヒルクライムで効果を発揮すると私は感じました。



優れたグリップの柔らかめのタイヤです。
乗り心地が良くて、坂をラクに上れて、ダウンヒルが怖くない。
こんなタイヤにはそうそう出会えません。
価格の高さがネックになりますが、レースやイベントでの成果によっては私もまたリピートしたいタイヤです。



P ZERO RACEの詳しいレビューをしています。
ぜひ参考にしてみてください!


コンチネンタル「GP5000」(グランプリ5000)


コンチネンタル「GP5000」は、言わずと知れた超王道でド定番のハイエンドタイヤ!
全てのハイエンドタイヤは、このGP5000を基準にメリット・デメリットが語られるくらいの超定番のタイヤです。
プロのレースでも使われている高性能タイヤですが、耐久性にも優れており耐パンクタイヤとしてもおすすめできます。



走行性能・耐パンク性能・耐摩耗性を持ち合わせた、抜群の人気を誇るロード用タイヤです!
【サイズごとの重量表】
| サイズ | 重量 |
| 700×23C | 200g |
| 700×25C | 225g |
| 700×28C | 240g |
| 700×32C | 285g |
GP5000のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ○転がり抵抗が軽い ○グリップ力が高い ○耐パンク性能が高い ○耐久性が高く長持ちする | ×大人気ゆえ他の人とかぶる |
○転がり抵抗が軽い・グリップ力が高い
転がり抵抗とは、タイヤが路面を転がるときに生じる抵抗のことです。
転がり抵抗が低いほどタイヤがコロコロと転がってくれるので、少ない力で走ることができます。



GP5000はこの転がり抵抗がメチャクチャ軽いのです!
例えるなら、ワックス塗りたてのスノーボードのよう。
抵抗を感じず、止まらず進みます。
スピードに乗りやすく高速を維持しやすいので、高速巡行がラクで以前より時速2、3kmは速く走れます。
私は平坦の高速巡行が苦手なので、この感覚はダウンヒルのときにハッキリと実感できました。
上りもスイスイ上っていけますが、実際にヒルクライムレースでタイムが縮んだのはダウンヒルのほうでした。
それでいてグリップはちゃんと効いてくれているので、チキンの私でも安心して下れるのがGP5000のすごいところです。
- コーナーも曲がりやすく、安心感がある
- 路面への食いつきが良くて安定性がある
夜間の練習のダウンヒルもへっちゃらです!



速いだけではなくて、安心感のあるタイヤです!
○耐パンク性能・耐久性が高い
私はGP5000を2年以上使いました。
その間パンクは1度もありません。
私はパンク恐怖症のビビりなので、これまでに8種類以上の耐パンクタイヤを使ってきましたが、実際すぐにパンクしてしまったタイヤもあります。



しかしこのGP5000は2年以上パンクなし!



決戦用タイヤであるのにかかわらず!
走行性能と耐パンク性能を高いレベルで兼ね備えている信頼できるタイヤです。
パンク修理に自信がない人にもおすすめですよ。



GP5000のデメリットも把握しておきましょう!
| メリット | デメリット |
| ○転がり抵抗が軽い ○グリップ力が高い ○耐パンク性能が高い ○耐久性が高く長持ちする | ×大人気ゆえ他の人とかぶる |
×他の人とかぶる
GP5000は大人気タイヤなので、他の人とかぶりがちです。
私もハイエンドタイヤのデビューはGP5000でした。
初めての高額なタイヤは絶対に失敗したくなくて、とりあえず間違いのないGP5000を選んだのです。



すすめてくる人も多いですし。
一度GP5000の良さを味わってしまうと、なかなか他のタイヤには戻れません。
そうして周りはGP5000ユーザーばかりになってしまうのです。
だからといって別に困ることはないんですが、
「自分だけの個性を出したい!」とか「人とかぶるのはイヤ!」
という人は、GP5000はやめておきましょう。



レースやイベント会場で「GP5000を使ってる人がいない」なんてことはありません。
コンチネンタル「GP5000」はこんな人におすすめ
- 走行性能と耐パンク性能の両方を求める人
- レース(ヒルクライム)やイベントに参加する人
- ハイエンドタイヤとはどんなものか試してみたい人
コンチネンタル「GP5000」は、速さを求める人におすすめです。
レースに出場したりサイクリングイベントに参加するなら、コレで決まり!
ヒルクライムにもバッチリおすすめできます。
ライバルに負けたくないときにも必須ですね。
限界まで走って目標にギリギリ届かなかったときに、「あのタイヤにしとけば…」なんて後悔をしないよう、このGP5000を手元に置いておきましょう。



タイヤを替えただけなのに、時速数kmは速くなった気がしましたよ!
一方、ハイエンドタイヤとはどんなものか試してみたい人にもGP5000はおすすめです!
定番のGP5000を最初に経験することで、今後自分がどういうタイヤを選んでいけばいいかの指標になるし、そもそも自分にハイエンドタイヤが必要なのかどうかも判別できます。



GP5000でワンランク上のサイクリストに!



GP5000の詳しいレビューをしています。
ぜひ参考にしてみてください!


パナレーサー「アジリストファスト」


「アジリスト ファスト」は、パナレーサーが技術の粋を結集させて開発した「アジリストシリーズ」の最高位モデルです。
パナレーサー史上最小の転がり抵抗を実現させた、新生プレミアム・フラッグシップモデル!
パナレーサーロードタイヤの黄金比「パナレーサー レシオ」を基礎から見直し、
- コンパウンド
- ケーシング
- 耐パンクベルト
これらのポテンシャルを最大限まで引き出すために開発された新素材「Fマテリアル」を採用しています。
これまでのロードバイクの常識では、
- 転がり抵抗の低減
- グリップ力向上
この2つの両立は不可能と考えられてきましたが、「Fマテリアル」の開発・採用によって、「転がりの軽さ」と「高いグリップ力」の両立に成功したのです。



その結果、パナレーサー史上最小の転がり抵抗が実現しました!



アジリストを超えるアジリストの誕生ですぞ!
【パフォーマンス】
| ヒルクライム | レース | ツーリング |
| 10 | 10 | 6 |
乗り心地は硬めです。
ツーリングを楽しむというよりは、決戦用勝負タイヤという印象です。
【重量と価格】
| サイズ | 重量 | Amazon価格 |
| 700×25C | 230g | 7050円 |
| 700×28C | 250g | 7674円 |
アジリストファストのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ○転がりがいい(重量増加の悪影響なし) ○乗り心地、グリップ良し ○ダウンヒルが速い ○海外ブランドより安い | ×耐久性に不安あり ×濡れた路面で滑りやすい |
○転がり・乗り心地・グリップがいい
もともとアジリストは、転がり抵抗の軽さが自慢のレーシングタイヤです。
しかし、「さらなる速さを求めるガチ勢たちの飽くなき欲求」はとどまるところを知らず、「より軽い転がり性能」を求める声が出始めました。



サイクリストの性というものか…
その要望に応えるべく、「パナレーサー史上最小となる転がり抵抗」を目指して始まったのが、このアジリストファストの開発です。
実際に走ってみると、とにかく軽快!
よく転がります。
安定感もあり、グリップもしっかり効いています。
ノーマルのアジリストより乗り心地は少し固めに感じますが、フィーリングはベリーグー!
○ダウンヒルが速い
ダウンヒルでスピードが乗るので、レース中下りで休みたい時に助かります。
「離されまい!」と下りでもペダルを漕いで足を使ってしまうこともあると思いますが、アジリストファストは漕がずとも進んでくれるので、疲労を溜めずにすみます。



下りで休めるから、次の坂に備えられます!
グリップもよく効くので安定感があり、下りのコーナーも安心です。
私のようなチキンでもダウンヒルをアグレッシブに走れるのはポイント高いですね。
速いだけでなく下りの恐怖心を和らげてくれるのは、さすがファストのグリップ力です!



アップダウンのあるコースにおすすめ!



アジリストファストのデメリットも把握しておきましょう!
| メリット | デメリット |
| ○転がりがいい(重量増加の悪影響なし) ○乗り心地、グリップ良し ○ダウンヒルが速い ○海外ブランドより安い | ×耐久性に不安あり ×濡れた路面で滑りやすい |
×耐久性に不安あり
アジリストファストは、決戦勝負用の高速レーシングタイヤです。
決して耐久性に優れたタイヤではありません。
私の場合は練習では他のタイヤを併用しながらでしたが、
- 9ヵ月で寿命
- パンクはゼロ
- 走行距離は2200kmくらい
レースやイベントで1シーズントラブルなしで走れたので、なんとか満足しています。



ずいぶん過保護に使っていたものね…



3000kmとか4000km乗れるタイヤではないですね。
×濡れた路面で滑りやすい
アジリストファストはスリックタイヤです。
ドライな路面だとしっかりグリップしてくれますが、排水性を高める溝がないので濡れた路面ではどうしても滑りやすくなってしまいます。



雨の日のダウンヒルは避けたほうが身のためですよ…
というか、本番ならいざ知らず練習では雨の日に乗るのはやめておきましょう。
私は雨に降られたことが数回ありましたが、ズリッと横滑りします。



スピードを出したくなるタイヤなので、気をつけようね。
重さへの懸念なし!
アジリストファストはシリーズの他のモデルに比べて重めです。
しかしアジリストファストを実際使ってみたら、重さへの心配なんて全くご無用!
重さが走りに悪影響を及ぼすことはありませんでした。
ファストの重量増加が気になっている人は安心してもらって大丈夫ですよ!



「軽さ」を犠牲にしても、転がり抵抗低減を優先させたタイヤですぞ!



アジリストよりも重量が増えたことで、安心感や耐パンク性能は上がっているしね。
【アジリストシリーズの重量比較】
| ファスト | ライト | ノーマル | |
| 700×25C | 230g | 170g | 200g |
| 700×28C | 250g | 190g | 210g |
パナレーサー「アジリスト ファスト」はこんな人におすすめ!
- レース(ヒルクライム)やイベントに出る人
- 速さを追求したい人
- ハイエンドタイヤを経験してみたい人
- ハイエンドタイヤをなるべく安く購入したい人
レースに出る人やサイクルイベントに参加する人におすすめです。
競技に限らず、誰かと一緒に走るとどうしても対抗心が生まれますからね。
そんなときには、アジリストファストです!
これで負ければ諦めもつくというもの。



レースに出なくても、極上のハイエンドタイヤを経験してみたい人にもおすすめです!
走りの性能だけでなく、価格の安さもアジリストファストの魅力です。
ちょっぴりでも海外ブランドの同品質のタイヤよりお得にハイエンドタイヤをゲットできます!
安心の日本メーカーというのもポイント高し。
タイヤは他のパーツと違って消耗品なので、チリも積もれば大きな価格差となってしまいますからね。



本番の決戦用レーシングタイヤが7000円代で買えるのはお得です!





アジリストファストの詳しいレビューはこちらから!
ぜひ参考にしてみてください!


ヒルクライムにおすすめのロードバイクタイヤまとめ
本記事では、ヒルクライムにおすすめのロードバイクタイヤ4選を紹介しました。
どのタイヤもヒルクライム決戦用として自信を持って戦えるタイヤです。
それぞれに個性があるので、あとは自分の好みで選んでもらばOKですよ。
ヒルクライムは自分との闘いになるので、心が折れそうな場面も多々訪れます。
そんなときは機材(タイヤ)に信頼がないと、最後の最後で後悔してしまうこともありえます。
そんなことがないよう、自信を持ってタイヤを選択し、万全の態勢でヒルクライムに臨みましょう!



今回紹介したタイヤで、タイヤのせいで後悔するなんてことはないです。
あとは踏むのみ!



「タイヤの選び方とおすすめ用途別まとめ」の記事はこちらから!
目的・用途別におすすめのタイヤを紹介しています。







