「パンクに強いタイヤが欲しい!」
「オフロードも楽しめるヤツ、教えて!」
そんなあなたにおすすめのタイヤが、パナレーサー「グラベルキング」!
オフロードを楽しめるグラベルタイヤです。
しかもそれでいて、舗装路もスイスイ走れるのがこのタイヤのいいところ!
本記事では、実際に使ってみた感想も交えながらこのグラベルキングを徹底レビューしていきます。
- オフロードを楽しみたい人も
- パンクの不安から解放されたい人も
- 通勤・通学で未舗装路を走らねばならない人も
必見の要チェックタイヤですよ!

メチャメチャ楽しめるタイヤです!


メリット | デメリット |
〇軽いので舗装路も楽に走れる 〇価格が高すぎない | 〇未舗装路が得意×取り付けが大変 | ×ある意味、中途半端ともいえる
標準モデルのレビューです
グラベルキングは種類が多いですが、本記事のレビューはノーマルのグラベルキング(無印)のスタンダードモデルのレビューです。
ゴリゴリのオフロードタイプではなく、ロード寄りのグラベルタイヤです。
【オンロード 80:グラベル 20】
通勤・通学でも活躍するタイヤです。
グラベルキングの特徴


「グラベルキング」は、パナレーサーの大人気グラベルタイヤ!
砂利道などの未舗装路をガンガン走ることができる、高い耐パンク性能を誇るタイヤです。
パナレーサーとは
Panaracer(パナレーサー)は、1952年創業の日本の自転車用タイヤメーカーです。
生産と開発拠点を日本国内に置く信頼のおける国産メーカーで、純国産の高品質・高性能のタイヤは多くのファンに支持されています!
もちろん私もゴリゴリの愛用者ですよ。
グラベルキングは、主にロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイクで使うグラベル系のタイヤです。
「グラベル」とは、「砂利、砂利道」という意味で、未舗装路のこと。
つまりグラベルタイヤとは、砂利道などの未舗装路を走るための専用のタイヤです。
パンクに強いのが特徴で、オフロードを楽しむだけでなく、通勤・通学などでも活躍してくれますよ!
【グラベルキング(標準モデル)のパフォーマンス】
転がり抵抗 | グリップ力 | 舗装路グリップ力 | 未舗装路耐パンク性能 | 乗り心地 |
8 | 10 | 4 | 8 | 8 |



それでは、詳しく見ていきましょう!
グラベルキングのインプレッション


私はグラベルキング(無印)をクロスバイクで2年以上使いました。
パンクは一度もありません。
私はいつもパンクの心配をしてしまう性格のため、グラベルキングの安心感は格別でしたね。
パンクのストレスから解放されて走るサイクリングは本当に気持ちがいいです。
さらに私の場合は、
- 坂の多い地域に住んでいて、自宅が坂の上にある
- 街中を走っていても、未舗装の場所を走ってみたくなる
- 通勤・通学では使わず、趣味で自転車に乗っている
こんな感じで乗っているので、舗装路も未舗装路もイケるグラベルキングとは相性ピッタリ、まさにパーフェクトなタイヤでした。



消耗品として通勤・通学でガンガン使うだけなのは、もったいないタイヤだと感じました。
結局グラベルキングから他のタイヤに履き替えたいと思うことは一度もなく、限界ギリギリまで走り尽くして、お店の人に「もう替えないとね」と諭されるまで使いました。
私は「いろんなタイヤを使ってみたい!」という欲求に毒されたタイヤオタクなので、このタイミングで別のタイヤに交換しましたが、
- パンクの不安から解放されたい!
- オフロードを楽しみたい!
- 舗装路もラクに走りたい!
そんな人には、自信を持っておすすめできるタイヤです。
耐パンクタイヤにもさまざまな種類があってライドスタイルによって向き不向きがありますが、未舗装路に突っ込むことに悦びを感じる癖があるなら、グラベルキングがイチオシですよ!



こちらの記事で、おすすめの耐パンクタイヤの徹底レビューをしています!



グラベルキング以外のタイヤもチェックしてみてね!


グラベルキングのメリット



グラベルキングのメリットがこちら!
- 砂利道などの未舗装路が得意
- 重量が軽く、舗装路も楽に走れる
- 価格が高すぎない
未舗装路もガンガン走れる
グラベルキングはグラベルタイヤなので、舗装路ではない砂利道などが得意です。
ですから通勤・通学途中にある砂利道や未舗装路なんかもヘッチャラ!
通勤・通学で活躍するパンクに強いタイヤといえば、
- シュワルベ「マラソン」
- パナレーサー「リブモ」
- パナレーサー「ツーキニスト」
などが有名です。
もちろんこれらのタイヤでもパンクの心配なしに砂利道を走ることができます。
しかしこのグラベルキングがすごいのは、砂利道でも普通に速く走れるところです。



安心感が違います!
未舗装路をザザザァァーっと突っ走るのは本当に気持ちがいいですからね。
グラベルキングは乗っていて楽しいタイヤでもあるのです。
重量が軽いので舗装路もOK!
グラベルキングのもう一つのメリットは、タイヤの重量が軽いところです。
未舗装路を走るためのグラベルタイヤなので、もちろん耐パンク性能は高いのですが、タイヤの重量が軽いことで舗装路も速く走ることができます。
「700×28C」の場合
- 通常モデルだと280g
- 軽量モデルだと270g
耐パンク性能と軽さの両方を兼ね備えたタイヤが、このグラベルキングなのです。



クロスバイクをオールマイティに使いたいなら、おすすめのタイヤです!
価格が高すぎない
グラベルキングは価格が高すぎないところも魅力です。
決して激安というわけではないですが、タイヤの品質や満足度を考えるとメチャメチャお得なタイヤです。



それではパンクに強いと言われる他のタイヤと比較してみましょう。
【700×28C の場合】
グラベルキング | 5424円 |
ツーキニスト | 3400円(-2024円) |
マラソン | 4291円(-1133円) |
リブモ | 5015円(-409円) |
グランプリ5000 | 8258円(+2834円) |



こちらはタイヤ1本分の価格ですね!



前輪・後輪両方替えるなら、2本必要ですよ。
グラベルキングは、
- 砂利や土の道を速く走れる
- オフロードを楽しめる
- 重量が軽いので舗装路もツラくない
- 乗り心地がいい
- パンクに強い
- 耐久性が高い
これだけの性能を兼ね備えた高品質なタイヤです。
そして何より乗っていて楽しいタイヤです!
そんなグラベルキングが1本5000円代なら、かなりのお買い得価格といえるでしょう。



パンクの不安を感じず長く使うことができて、しかも楽しい!
こんなタイヤ、なかなかないですよ!
グラベルキングのデメリット



ではグラベルキングのデメリットを見ていきましょう。
- 舗装路も未舗装路も走れるが、「どちらも中途半端」ともいえる
- 取り付けが大変
舗装路も未舗装路も走れるがゆえに
グラベルキングは、
- 砂利道や土の道などの未舗装路もガンガン走れる
- トレイルコースなどのオフロードを楽しめる
- 重量が軽いので舗装路もスイスイ走れる
まさに二刀流とも言えるタイヤですが、見方を変えればどちらも中途半端ともいえます。
例えば、トレイルコースなどのオフロードを走るなら、ブロックタイヤほどのグリップや強さはないので、物足りなさを感じる場面があるかもしれません。



人と競っているときは、特にそう感じるかも。
舗装路もストレスなく走ることはできますが、ロードタイヤに比べればスピードも疲労度も到底及びません。



とは言っても、ロードタイヤでオフロードは走れんからね。



ブロックタイヤで舗装路を長時間走るのもキツイしね。
グラベルキングは1点に特化したタイヤではないだけに、ブロックタイヤやロードタイヤのような専門のタイヤに比べると中途半端だと感じてしまうことがあるかもしれません。
よく言えば、「舗装路も未舗装路もどっちもイケる二刀流」ですが、言い方を変えれば、「どっちも中途半端」ともいえるタイヤという印象です。



まあ、そもそもがグラベルタイヤってそういうものだけどね。
取り付けが大変
グラベルキングは取り付けに苦労するというのはよく聞く話です。
確かにロードタイヤのようにパパっと作業完了ってわけにはいかないですが、かといって「言うほど苦労するタイヤかなあ?」というのが私の印象です。
もっと激烈に苦労したタイヤや、作業中に絶望を感じてヤケ酒に走ってしまったタイヤもこれまで経験しているので、それに比べればグラベルキングは可愛いもんです。
ただもし取り付けの苦労を確実に回避したいと思うなら、秘密兵器がございますよ!
それがシュワルベのタイヤレバー!
コレ使っときゃ大丈夫よ。



そんな高いものでもないし、他でも使えるから持っておくといいよ!
グラベルキングはこんな人におすすめ!



それでは、グラベルキングはどんな人におすすめなのか見ていきましょう!
- パンクしたくない人
- 砂利道などの未舗装路を走るのが好きな人
- 舗装路もラクに走りたい人
- 通勤・通学で使う場合は、未舗装路区間が多い人
グラベルを楽しむ場合
グラベルキングはグラベル(未舗装路)を走るためのタイヤなので、趣味でトレイルコースなどのオフロードを走る人におすすめです。
特にグラベルキングに向いているのは、
- 自宅を出て舗装路を走り、
- トレイルや林道などの未舗装路を走って楽しんでから、
- 舗装路を走って帰ってくる
という使い方をする人です。
トレイルをたっぷりと楽しんだ後に、クタクタになった体で何キロも帰り道を走る。
しかもブロックタイヤで…
「イヤイヤイヤ!」
ゾッとしてしまいます!
グラベルキングなら、体力的に比較的ラクに帰ってこれるし、「帰りツライな…」という精神的負担も軽減できるのがいいところ。
ツーリングの際も、途中でオフロードにチャレンジしながらアグレッシブに走れるので、楽しさ倍増ですよ!
通勤・通学で使う場合
耐パンク性能に優れたグラベルキングは通勤・通学でも活躍します。
しかし、
- 通勤・通学にしか使わない
- 趣味では自転車に乗らない
- 通勤・通学途中にちょっとだけ未舗装路があるだけ(ほとんど舗装路・街乗り)
という人は、グラベルキングよりもおすすめできるタイヤがあります。
「ツーキニスト」は、価格が安いので気兼ねなくガンガン使えます。
耐パンク性能も非常に高い!
まさに通勤・通学にうってつけのタイヤです。
「リブモ」は街乗り最強の耐パンクタイヤ!
自分からわざわざオフロードを走りにいかないのなら、リブモがおすすめです。
逆に、通勤・通学途中が砂利道や土の道路ばかりなら、安心してガシガシ走れるグラベルキングがイチオシです!
ツーキニストやリブモよりも、グラベルキングは未舗装路を速く走れます。
そして楽しい!
やはりグラベルキングは普段使いだけでなく、趣味でも自転車に乗る人に向いているかなと思います。



平日は通勤・通学、週末はオフロードを走りに行くって人が、最強の使い手なのかもしれぬ…
耐パンクタイヤをおすすめする理由
通勤・通学でもツーリングでも、パンクしたら気分は最悪です。
遅刻は許されないし、修理にはお金もかかります。
毎日の通勤・通学や、遠くの知らない街でのパンクは本当にイヤですし、パンクしないか心配しながら走るのもかなりのストレスです。
私はパンクに関してはかなりの心配性なので、知らない道を走るときは路面状況が気になって、つい下ばかり見て走ってしまいます。
これでは危険ですし、景色を楽しむこともできません。
私が初めて耐パンクタイヤを使ったのは、趣味で自転車を始めて数年たってからですが、本当に使ってよかったと思いました。
耐パンクタイヤに替えてパンクが減ったのはもちろんですが、何より大きかったのは気持ち的に「パンクの心配」から解放されたことです。
パンク恐怖症の私にとっては、ノーストレスで走れるようになったことでよりアグレッシブによりエンジョイできるようになりました。
通勤・通学のようにパンクが許されない状況で走っている人や、趣味でロングツーリングやサイクリングを楽しんでいる人は、ぜひ耐パンクタイヤの導入を検討してみてください!
※こちらの記事で、グラベルキングの他にもおすすめの耐パンクタイヤの紹介をしています。
ライドスタイルによって向き不向きがあるので、こちらの徹底レビューも参考にしてみてください。


グラベルキングのラインナップ
それでは最後にグラベルキングの各モデルのラインナップを見ていきましょう。
グラベルキングはトレッドパターン(タイヤ表面のボコボコ具合)の違いによって、4つのモデルがラインナップされています。
ボコボコの数やデザイン、センター部分が滑らかになっているなどの違いによって、それぞれ特徴が異なるのでチェックしていきましょう。



ちなみに本記事でレビューしているのは、ノーマルのグラベルキングの通常モデルです。
- グラベルキング
- グラベルキング X1
- グラベルキング SS
- グラベルキング SK



クロスバイクなら、グラベルキングの無印がおすすめですよ!
さらにこの4つのモデルそれぞれに、以下の3つのスペックが用意されています。
- 通常モデル
- 耐パンク強化モデル
- 軽量モデル
つまり、4モデル×3スペックで12種類あるわけです。
実際にはクリンチャーとチューブレスレディ、サイズ、カラーなどバリエーションは豊富で、とても全部をチェックすることはできないので、ザックリと4つのモデルを見ていくことにします。



細かく選択できるのはうれしいね!



それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう!
グラベルキング


グラベルキングの無印はスタンダードなモデルです。
さらにこの中から、
- 通常モデル
- 耐パンク強化モデル
- 軽量モデル
の3タイプを選ぶことができます。



本記事でレビューしているのが、このグラベルキングの通常モデルです。
タイヤ重量が軽くて高い走行性能を発揮できるため、舗装路もスイスイ走ることができます。
もちろん、砂利や土の路面にもバッチリ対応していますよ!



現モデルは、旧モデルより耐パンク性能がアップ!



乗り心地も、しなやかになっています!
- オンロード
- ライトグラベル
【オンロード:グラベル】=【80:20】
グラベルキング X1


トレッドパターンの特徴
グラベルキング X1は、「次世代のグラベルキングのフラッグシップモデル」として新たにラインナップに追加された新モデル。
画像の通り、全く新しいトレッドパターンを採用しています。



この特徴的なデザインの効果は?
- センタートレッドが低い転がり抵抗を生み出し、
- アグレッシブに配置したサイドノブが高いグリップと走破性を実現する



まさに次世代グラベルキング!



「革新!」というやつですな…



ロードバイクやクロスバイクの場合は、太いタイヤはフレームとタイヤの隙間(クリアランス)に余裕がないと装着自体ができないので、気にかけておきましょう。
- ライトグラベル
- ラフグラベル
- ルーズ路面
【オンロード:グラベル】=【40:60】
グラベルキング SS


「グラベルキング SS」は、「舗装路からグラベルまでイケるハイブリッド」なモデルです。
- 舗装路での走りの軽さ
- グラベルでの走破性
どちらも兼ね備えたハイブリッドなグラベルタイヤです。
トレッドパターンの特徴
- センター部分は滑らかで、舗装路での転がり抵抗を大幅に低減
- ショルダー部分にノブを配置し、走行性能を向上させている



高速でもカーブを曲がりやすい!



とっさの状況でのバイクコントロールもしやすいようになってるよ!
- オンロード
- ライトグラベル
- ラフグラベル
【オンロード:グラベル】=【50:50】
グラベルキング SK


世界中で多くのファンに支持されているパナレーサーのグラベルキング。
その歴史を物語る傑作こそが、この「グラベルキング SK」です。
トレッドパターンの特徴
- これこそグラベルタイヤ、とも言えるトラディショナルなブロックパターン
- 伝統的なブロックパターンに先進技術を導入し、走行性能を向上させている



グラベルでの走破性を求める人におすすめのタイヤです!
- ライトグラベル
- ラフグラベル
【オンロード:グラベル】=【30:70】
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見逃したらもったいないですよ!


パナレーサー「グラベルキング」レビューまとめ
今回は、パナレーサー「グラベルキング」を徹底レビューしました。
グラベルキングは未舗装路を走るためのグラベルタイヤですが、重量が軽く舗装路もスイスイ走れます。
パンクを気にすることなく舗装路も未舗装路もガシガシ走れるタイヤなので、オフロード走行だけでなくツーリングやちょっとしたサイクリングも楽しめますよ。
もちろん通勤・通学でも活躍してくれます。
耐久性が高くて長く使えるタイヤなので、私は大満足のタイヤでした。
グラベルキング、皆さんもぜひ検討してみてください!



グラベルキングは走っていて楽しいタイヤ!
これが一番ですな!
メリット | デメリット |
〇軽いので舗装路も楽に走れる 〇価格が高すぎない | 〇未舗装路が得意×取り付けが大変 | ×ある意味、中途半端ともいえる