パナレーサー「アジリスト ファスト」徹底レビュー!抜群の転がりの軽さ!重量への懸念も問題なし!【インプレ】

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「アジリスト ファスト」は、パナレーサーが技術の粋を結集させて開発した「アジリストシリーズ」の最高位モデルです。

パナレーサー史上最小の転がり抵抗を実現させた、新生プレミアム・フラッグシップモデル!

本記事では、このパナレーサー「アジリスト ファスト」を徹底レビューします!

アジリストを超えるアジリスト!

見逃し厳禁の要チェックタイヤですよ!

たっち

1度は試してみる価値のあるタイヤです!

メリットデメリット
○転がりがいい(重量増加の悪影響なし)
○乗り心地、グリップ良し
○ダウンヒルが速い
○海外ブランドより安い
×耐久性に不安あり
×濡れた路面で滑りやすい

アジリストファストを寿命まで使いました
「試乗会で乗り心地を確認しました」とか「タイヤを借りて数日使いました」ではなく、タイヤが寿命を迎えるまで使い切ってのレビューです。
用途は、練習・レース本番・走行イベントなどです。

タップできる目次

パナレーサー「アジリスト ファスト」の特徴

パナレーサーのロードタイヤ「アジリスト(AGILEST)」シリーズは、2022年2月22日に世界同時リリースされたパナレーサー渾身の力作です。

  • オールラウンダーの「アジリスト」
  • 耐パンク性能を強化した「アジリスト デューロ」
  • 超軽量の「アジリスト ライト」

当初はこの3シリーズでの展開でしたが、2023年8月1日にアジリストシリーズの最上位モデルとして登場したのが、プレミアム・フラッグシップモデル「アジリスト ファスト」

アジリストファストは、パナレーサーロードタイヤの黄金比「パナレーサー レシオ」を基礎から見直し、

  • コンパウンド
  • ケーシング
  • 耐パンクベルト

これらのポテンシャルを最大限まで引き出すために開発された新素材「Fマテリアル」を採用しています。

これまでのロードバイクの常識では、

  • 転がり抵抗の低減
  • グリップ力向上

この2つの両立は不可能と考えられてきましたが、「Fマテリアル」の開発・採用によって、「転がりの軽さ」と「高いグリップ力」の両立に成功したのです。

美人秘書

その結果、パナレーサー史上最小の転がり抵抗が実現しました!

たっち

アジリストを超えるアジリストの誕生ですな!

アジリストファストの性能

転がり抵抗×耐パンク性能

  • 転がり抵抗低減に主眼をおいて設計された耐パンクベルト
  • トレッドの厚みとベルトを組み合わせ、耐パンク性能を落とさずに転がり抵抗を低減

転がり抵抗×しなやかさ

  • 柔軟性に優れた超軽量の極細コードを高密度に織り込み、耐久性を損なうことなく軽量化

転がり抵抗×グリップ

  • 転がり抵抗低減のための新設計コンパウンド
  • やわらかくグリップするのによく転がるコンパウンドで、「硬いタイヤはよく転がる」の常識を覆す

エレクトロンビーム照射

  • 素材の表⾯処理にエレクトロンビーム(電⼦線)照射を⾏うことで、マテリアルの流動性制御や耐熱性・強度が飛躍的に向上

Fマテリアルの採用
アジリストファストは、アジリスト・アジリストデューロ・アジリスト ライトの3モデルと使用するマテリアルを一新することで、
・転がりの軽さ
・グリップ力
・しなやかさ
などのさらなる向上に成功しました。

また、2024年7月1日には「アジリスト ファスト TLR」が発売されました。

美人秘書

「TLR」とは「チューブレスレディ」の略です。
チューブは不要ですが、シーラントという液体や対応したリムが必要となります。

たっち

本記事ではクリンチャータイヤ(いわゆる普通のタイヤ)を紹介しますね。

【パフォーマンス】

ヒルクライムレースツーリング
10106

乗り心地は硬めです。

ツーリングを楽しむというよりは、決戦用勝負タイヤという印象です。

【重量と価格】

サイズ重量Amazon価格
700×25C230g7050円
700×28C250g7674円
2025年1月時点のAmazon価格。
たっち

Amazonで7000円代!
メチャメチャお得感ありますな!

パナレーサー「アジリスト ファスト」を使用した感想

ファストの感想まとめ
  • 転がりがいい
  • 乗り心地、グリップ良し
  • 耐久性は高くないが許容範囲内
  • 同レベルの海外ブランドより安い

アジリストファストを「スペシャライズド TARMAC SL6」で使いました。

私はヒルクライムレースに出るのが趣味なので、練習は主に坂道の上り下りを繰り返しています。

アジリストファストを買ったばかりのころはうれしくて普段の練習でも使っていましたが、1ヵ月ほどでタイヤ表面につくキズが気になり始め、それ以後は練習では使わないようにしました。

アジリストファストを購入した目的が「本番の2回のレースに使うこと」だったので、消耗させたくなかったからです。

たっち

もちろん、人と一緒にやるガチ練では使いましたよ!

美人秘書

勝負タイヤでイキリたい気持ち、分かります!

走ってみた第一印象はこんな感じ。

  • 転がりがいい!
  • 乗り心地がいい!
  • グリップがいい!

アジリストファストの前は超軽量のアジリストライトを使っていたので、タイヤ重量が重くなることが心配でしたが、走りへの悪影響は特に感じませんでした。

上りも全く問題なし!

スイスイ上っていけます。

耐久性に関しては、結果的に9カ月ほど使って寿命を迎えることとなりました。

しかし頻繁に使ったのは、最初の1ヵ月と最後の2カ月だけで、あとは本番のレースや走行イベントなどのガチ走りで使用しただけでした。

それでも私としては、1シーズンを通して活躍してくれたので十分合格点です。

たっち

レーシングタイヤなので、1シーズンもってくれただけでオッケー!とする。

美人秘書

パンクも1度もありませんでした!

価格に関しては、Amazonでこんな感じ。

  • ノーマルのアジリストよりは2000円ほど高い
  • 海外ブランドの同レベルのタイヤよりは安い

ハッキリ言って、アジリストファストが7000円代で買えるのはメチャメチャお得です!

美人秘書

海外のタイヤは高いもんね…

たっち

ヴィットリア「コルサ プロ」なんて手が出ねー!

美人秘書

それでは、アジリストファストのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう!

パナレーサー「アジリスト ファスト」のメリット

美人秘書

アジリストファストのメリットがこちら!

メリットデメリット
○転がりがいい(重量増加の悪影響なし)
○乗り心地、グリップ良し
○ダウンヒルが速い
○海外ブランドより安い
×耐久性に不安あり
×濡れた路面で滑りやすい

転がり・乗り心地・グリップがいい

もともとアジリストは、転がり抵抗の軽さが自慢のレーシングタイヤです。

しかし、「さらなる速さを求めるガチ勢たちの飽くなき欲求」はとどまるところを知らず、「より軽い転がり性能」を求める声が出始めました。

たっち

サイクリストの性というものか…

その要望に応えるべく、「パナレーサー史上最小となる転がり抵抗」を目指して始まったのが、このアジリストファストの開発です。

実際に走ってみると、とにかく軽快!

よく転がります。

安定感もあり、グリップもしっかり効いています。

ノーマルのアジリストより乗り心地は少し固めに感じますが、フィーリングはベリーグー!

たっち

王道ド定番のコンチネンタル「GP5000」と同等の走りです!

ダウンヒルが速い

ダウンヒルでスピードが乗るので、レース中下りで休みたい時に助かります。

「離されまい!」と下りでもペダルを漕いで足を使ってしまうこともあると思いますが、アジリストファストは漕がずとも進んでくれるので、疲労を溜めずにすみます。

たっち

下りで休めるから、次の坂に備えられますよ!

グリップもよく効くので安定感があり、下りのコーナーも安心です。

私のようなチキンでもダウンヒルをアグレッシブに走れるのはポイント高いですね。

速いだけでなく下りの恐怖心を和らげてくれるのは、さすがファストのグリップ力です!

たっち

アップダウンのあるコースにおすすめ!

海外ブランドより価格が安い

同等レベルの海外ブランドのハイエンドタイヤより安く買えるのも、アジリストファストの魅力です。

1万円超えのタイヤなんて、私のような趣味で走るタイヤオタクはビビってしまいます。

タイヤは他のパーツと違い消耗品です。

走れば走るだけ、次のタイヤの購入が迫ってきちゃいますからね。

たっち

貧乏性なんで、高級すぎるタイヤだとアグレッシブに楽しめなくなっちゃう自分もいる…

チューブセットはこちら

パナレーサー「アジリスト ファスト」のデメリット

美人秘書

アジリストファストのデメリットも把握しておきましょう。

メリットデメリット
○転がりがいい(重量増加の悪影響なし)
○乗り心地、グリップ良し
○ダウンヒルが速い
○海外ブランドより安い
×耐久性に不安あり
×濡れた路面で滑りやすい

耐久性に不安あり

アジリストファストは、決戦勝負用の高速レーシングタイヤです。

決して耐久性に優れたタイヤではありません。

私の場合は練習では他のタイヤを併用しながらでしたが、

  • 9ヵ月で寿命
  • パンクはゼロ
  • 走行距離は2200kmくらい

レースやイベントで1シーズントラブルなしで走れたので、なんとか満足しています。

美人秘書

ずいぶん過保護に使っていたものね…

たっち

3000kmとか4000km乗れるタイヤではないですね。

これをどう判断するかは、人によって分かれると思います。

アジリストファストと同グレードのコンチネンタル「GP5000」は、もっとパンクに強くてもっと長持ちしますからね。

美人秘書

超有名な「GP5000」は、メリット・デメリットを語る際に基準とされるほどの王道タイヤです。

たっち

アジリストファストもGP5000を意識して開発されたみたいですね。
GP5000の詳しいレビューはこちらからどうぞ!

濡れた路面で滑りやすい

ファストのドアップ!

アジリストファストはスリックタイヤです。

ドライな路面だとしっかりグリップしてくれますが、排水性を高める溝がないので濡れた路面ではどうしても滑りやすくなってしまいます。

たっち

雨の日のダウンヒルは避けたほうが身のためですよ…

というか、本番ならいざ知らず練習では雨の日に乗るのはやめておきましょう。

私は雨に降られたことが数回ありましたが、ズリッと横滑りします。

たっち

スピードを出したくなるタイヤなので、気をつけようね。

重量の重さが気になる人へ

私はアジリストファストの前は、軽量タイヤのアジリストライトを使っていました。

それゆえアジリストファストの重量の重さが気になり、実際に購入したのはリリースされてから数カ月たってからでした。

たっち

発売前からメチャメチャ期待していたのに、踏み切れずにいたわ…

同じようにアジリストファストの重さが気になっている人は多いと思うので、アジリストライトと比較してみます。

美人秘書

参考にしてみてね!

【重量の比較】

ファストライトノーマル
700×25C230g170g200g
700×28C250g190g210g

タイヤの重量はアジリストライトのほうが60gも軽いです。

美人秘書

ノーマルのアジリストよりもちょっと重め…

しかし重要なのは、この重量差によって走りが重くなってはいないこと!

アジリストファストの転がり抵抗の軽さはバツグンで、タイヤの重量増加による悪影響は感じませんでした。

たださすがにアジリストライトはヒルクライムに特化したタイヤなので、ファストだと勾配のキツイ坂道の途中で再加速する場面で「ん?ちょい重い…か?」と感じることはありました。

【海外ブランドのハイエンドタイヤとの比較】

「ファストは重い」と言っても、比較しているアジリストライトやノーマルは「軽すぎる」モデルなので、客観的に捉えるために、ファストと同グレードの海外ブランドのハイエンドタイヤと比べてみましょう。

アジリストファストGP5000プロワン
700×25C230g225g235g
700×28C250g240g250g
美人秘書

重量の差はほとんどないですよ!

重さへの懸念なし!
アジリストファストを実際使ってみたら、重さへの心配なんて全くご無用!
重さが走りに悪影響を及ぼすことはありませんでした。
ファストの重量増加が気になっている人は安心してもらって大丈夫ですよ!
「もっと早く買っとけばよかった」というのが私の実感です。

たっち

「軽さ」を犠牲にしても、転がり抵抗低減を優先させたタイヤですぞ!

美人秘書

アジリストよりも重量が増えたことで、安心感や耐パンク性能は上がっているしね。

【参考までに、Amazon価格の比較】

アジリストファストGP5000プロワン
700×25C7050円7800円8254円
700×28C7674円7980円在庫なし
2025年1月時点のAmazon価格と在庫状況。

ファストとライトを使ってみて
「速さ」では間違いなくアジリストファストのほうが上です。
確実にタイムが縮まります。
「いつものアイツに負けたくない!」とか「あのコの前でいいカッコしたい!」という場合にはアジリストファストを使いましょう!

美人秘書

ノーマルのアジリスト超軽量のアジリストライトの詳しいレビューも参考にしてみてね!

パナレーサー「アジリスト ファスト」はこんな人におすすめ!

レースに出る人や走行イベントに参加する人におすすめです。

競技に限らず、誰かと一緒に走るとどうしても対抗心が生まれますからね。

そんなときには、アジリストファストです!

これで負ければ諦めもつくというもの。

たっち

レースに出なくても、極上のハイエンドタイヤを経験してみたい人にもおすすめです!

アジリストファストをおすすめしたい人
  • レースやイベントに出る人
  • 速さを追求したい人
  • ハイエンドタイヤを経験してみたい人
  • ハイエンドタイヤをなるべく安く購入したい人

走りの性能だけでなく、価格の安さもアジリストファストの魅力です。

ちょっぴりでも海外ブランドの同品質のタイヤよりお得にハイエンドタイヤをゲットできます!

安心の日本メーカーというのもポイント高し。

タイヤは他のパーツと違って消耗品なので、チリも積もれば大きな価格差となってしまいますからね。

たっち

本番の決戦用レーシングタイヤが7000円代で買えるって驚愕ですよ。

【海外ブランドとのAmazon価格の比較】

アジリストファストGP5000プロワン
700×25C7050円7800円8254円
700×28C7674円7980円在庫なし
2025年1月時点のAmazon価格と在庫状況。
チューブセットもありますよ!

Amazonをお得に利用できる超便利サービス!

Amazonプライム会員
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・配送が無料
・お急ぎ便などの配送オプションが無料
・Amazonプライムビデオなどが無料
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美人秘書

Amazonプライム会員についてこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください!

たっち

見逃したらもったいないですよ!

パナレーサー「アジリスト ファスト」レビューまとめ

本記事ではパナレーサー「アジリスト ファスト」をレビューしました。

  • 転がりがいい
  • 乗り心地、グリップ良し
  • ダウンヒルが速い
  • 海外ブランドより安い

パナレーサーが技術の粋を結集させて開発した渾身の力作が、Amazon価格で7000円代で買えるのはメチャメチャお得です!

アジリストを超えたアジリスト、それこそが「アジリスト ファスト」

見逃し厳禁の要チェックタイヤですよ!

美人秘書

アジリストシリーズのそれぞれのレビュー記事を最後のほうに貼っておくので、参考にしてみてください!

チューブセットはこちら

アジリストファスト TLR

ノーマルのアジリストをチェックしてみる

アジリストライトはこちらから

アジリストデューロはこちら

メリットデメリット
○転がりがいい(重量増加の悪影響なし)
○乗り心地、グリップ良し
○ダウンヒルが速い
○海外ブランドより安い
×耐久性に不安あり
×濡れた路面で滑りやすい
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タップできる目次