ロードバイクやクロスバイクに愛着が湧いてくると、カスタムしたくてウズウズしてきますよね。
分かりますよ、私もそうです。
そこで本記事では、
- 最初のカスタムはタイヤから入るのがおすすめの理由と解説
- 最初のカスタムにおすすめのタイヤの紹介
についてお伝えします。
新しいロードバイクやクロスバイクを手に入れた感動は、カスタムへのスタート地点。
これから一緒にすごす相棒を自分好みに育成していきましょう!
たっち愛車をこねくり回して悦に浸るのが、サイクリストのサガ…
はじめてのカスタムはタイヤから


ロードバイクやクロスバイクに乗り慣れてくるとウズいてくるのが、愛車をカスタムしたいという欲求です。



愛車のドレスアップ姿…
ハアハア…
「もっとカッコよく!」
「もっと速く!」
「もっと軽く!」
カスタムの方向性はさまざま。
自分好みに自由にグレードアップさせましょう!



自分でカスタムすると愛着が湧いて、ますます自転車への愛が深まりますよ!



愛車をいじくり回すなんて、ゾクゾクしちゃう…
ただそうは言っても、はじめてのカスタムだとどこから手をつければいいのか迷いがち。
そんな時はまずタイヤのカスタムから始めるのがおすすめです。
タイヤのカスタムと言ってもやることは簡単。
今のタイヤを新しいタイヤ(自分好みのタイヤ)にグレードアップするだけです。
具体的にやることはこの二つ。
- タイヤ購入
- タイヤ交換
タイヤのカスタムによって走行性能を向上させれば、あなたの自転車ライフのグレードアップは間違いなしですよ!
- 走りの性能が変わる
- 初心者でも簡単
- お財布にも優しい



理由を詳しく見ていきましょう!
走りの性能が変わる!
走る・曲がる・止まるなどの走行中の行動は、最終的には全てタイヤが行っています。
それは自転車において、タイヤが唯一地面に直接触れているパーツだからです。



自転車が前に進むってことは、路面をタイヤが転がるってことだもんね。
それゆえタイヤの性能は走行性能に直結しており、コンポーネントやホイールを交換するよりダイレクトに違いを実感できます。
カスタムを成功させたという満足感も得られやすいので、最初のカスタムはタイヤから入るのがおすすめなのです。



初心者のころに高額ホイールに替えても、マジで違いが分かりませんからね。
初心者でも簡単!
カスタムするパーツによっては特殊な工具が必要だったり、取り付けや調整に気をつかう必要があったりもしますが、タイヤカスタムはお手軽簡単!
ロードバイクやクロスバイクはパンク修理や輪行などがすぐにできるように、簡単にタイヤ交換ができるよう設計されています。
ですから自転車をいじったことがない初心者でも大丈夫!
ちょこっとの作業で走行性能をアップさせるカスタムを施すことができますよ。



タイヤ交換が初めてだとドキドキしますが、拍子抜けするくらい簡単だから安心してね。



私も最初はメカ的な作業が苦手でしたが、今では15分以内でタイヤ交換できるようになりました。
そして自分でタイヤ交換ができれば、今後自転車を趣味としていく上で計り知れないメリットがあります。
- 現場でパンク修理ができる
- パンク修理の工賃がかからない
- パンクに対する不安が解消される
ロードバイクやクロスバイクは、ママチャリよりはパンクのリスクが高いです。
パンクが怖くてロードバイクやクロスバイクに手が出せなかったり、ロングライドをためらったりしてしまう人もいますが、自分でタイヤ交換ができればパンク修理なんて現場でチャチャっと完了です。
お店まで歩いて自転車を引いていく必要もないし、工賃を払う必要もありません。
自分に自信がつくので、パンクに対する不安も解消されて自転車ライフが益々充実していきますよ。



カスタムでタイヤ交換を経験しておくことで、実際のパンク現場での予行練習にもなるしね!
お財布にも優しい!
タイヤ交換によるカスタムは、他のパーツのカスタムに比べてはるかに経済的です。
先ほども触れましたが、タイヤは唯一地面に接しているパーツゆえに走行性能に直結しており、カスタム後の効果を実感しやすいのです。
ホイールやコンポーネントをグレードアップさせたり、各パーツを軽量化するよりはるかに効果が分かりやすく、それでいてお金をかけずにカスタムすることができるのです。



フレームやコンポーネントの機能・性能を生かすも殺すも、唯一地面と接するタイヤなのね。



タイヤ以外のカスタムで、加速や上りのスピードアップを実現しようとしたら、ウン万円が飛んでいきます…
タイミングによってはカスタム費用ゼロ!
タイヤのカスタムのタイミングが、今使っているタイヤが寿命を迎えて交換するタイミングと重なれば、必要経費でカスタムを楽しめるので一石二鳥です!
せっかくのチャンスなので、「同じタイヤでいいやー」「お店で交換してもらうかー」ではなく、自分好みのタイヤを探してみて、自分で交換してみるのがおすすめです。
タイヤのカスタムを済ませ、他の目ぼしいパーツのカスタムも終わらせると、「効果を実感しにくいカスタム」に手を染めていくことになります。
数グラムの軽量化やここのネジだけ金色にしたいとか、完全なる自己満足の世界に足を踏み入れてしまうのです。
「カスタム沼」という名のカスタム依存症が発症してしまうんですね。
金銭感覚は崩壊し、常に通販サイトでパーツの重量を見比べているヤバい段階です。
しかしその点、皆さんは安心です!
確実に効果を実感できるタイヤカスタムが待ってます。
安い費用でグレードアップ効果を実感できる幸せ、今だけの特権ですよ!



軽量化にこだわって、70g軽くするために2万円費やした人もいましたね。



ぐぬぬ……
カラータイヤには要注意!


今のタイヤから自分好みのタイヤにグレードアップする場合、走行性能を重視して決めることが多いでしょう。
| 速く走りたい | ・転がり抵抗の軽いタイヤ ・重量の軽いタイヤ ・細いタイヤ |
| 乗り心地のいい タイヤが欲しい | ・振動吸収性の高いタイヤ ・柔らかいタイヤ ・太いタイヤ |
| 通勤・通学に使いたい | ・パンクに強いタイヤ ・摩耗に強く長持ちするタイヤ ・価格が安いタイヤ |
例をあげるとこんな感じですが、これに関しては自分の好みで選んでもらって問題ないです。



このあとでおすすめのタイヤを紹介するので、参考にしてね。
私がタイヤ選びで注意してもらいたい点は、カラータイヤをチョイスする場合です。
カラータイヤを履いている画像を見ると、見栄えがよくてオシャレに見えますよね。
「お、俺の愛車ちゃんもあんな風に可愛く!ハアハア…」
となってしまう気持ちは分かります。
私もそうでした。
そんな場合は、フレームの色と同じ色をチョイスすることが多いと思いますが、大抵は失敗します。
思ってたのと違うんです。
「清楚だった俺の愛車ちゃんが…こんなアバズレに…」
なんて呆然としてしまう可能性アリです。
その人のセンスによって色々でしょうが、オシャレセンス皆無の私は何度も痛い目にあったので、カラータイヤはあまりおすすめしません。



タイヤは黙って黒!
どうしても色を加えたカスタムがしたいなら、タイヤは黒のままで、パーツを色のついたものにするほうが無難です。
その際も、ゴチャゴチャと多くの色を取り入れるよりも、メインカラーは2色がおすすめです。
そして全体のカラーリングは、フレームの色と反対色を選ぶのが定番。
例えば、「白×黒」、「青×黄」、「赤×緑」の組み合わせは失敗することが少ないので試してみてください。



フレームもタイヤもパーツも「全部赤!」みたいな単色コーディネートの人も見かけますね。



ツラいです…
全部黒なら許せますが…



あ、あくまでも個人の感想ですのでね…
はじめてのタイヤカスタムにおすすめのタイヤ
はじめてのタイヤカスタムだと、どんなタイヤを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこでいくつかおすすめのタイヤを紹介します。
ロードバイクでもクロスバイクでも使えるおすすめのタイヤなので、チェックしてみてくださいね。
- アジリスト
- アジリスト デューロ
- リブモ



全て安心の日本メーカー「パナレーサー」で揃えてみました!



こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてね。
ロードバイクにおすすめってタイトルだけど、クロスバイクの人も当てはまるから読んでみて。


パナレーサー「アジリスト」レビュー


はじめてのタイヤカスタムにまずおすすめしたいのが、パナレーサー「アジリスト」!
- 転がりの軽さ
- グリップ力
- しなやかさ
これらを同時に実現させた究極のスタンダードモデルです。



メーカーによる謳い文句は「圧倒的オールラウンダー」!
なにより価格がお手頃なので、初めてのタイヤカスタムにはおすすめです。



高級なタイヤは、気持ち的にハードルが高いからね。
アジリストは、完成車に付いていたタイヤとは一線を画すハイグレードなタイヤです。
初心者でも違いを実感できる高性能なタイヤですよ!



迷ったらコレ選んどけば間違いないってレベル!
【パフォーマンス】
| ヒルクライム | レース | ツーリング |
| 8 | 8 | 8 |
【重量と価格】
| サイズ | 重量 | Amazon価格 |
| 700×23C | 180g | 5675円 |
| 700×25C | 200g | 5604円 |
| 700×28C | 210g | 5681円 |
| 700×30C | 240g | 5204円 |
| メリット | デメリット |
| ○転がり抵抗が軽く、軽快に走れる ○重量が軽い ○グリップ力が高い ○日本メーカーで安心 ○この走行性能でこの価格ならコスパ良し | ×パンクしやすい ×寿命が短い(耐久性が低い) |
- レースやイベントの決戦用として使う人
- 速さを追求したい人(特に上り)
- 他ブランドのハイエンドタイヤは高すぎると感じる人
- 通勤・通学での使用は考えていない人



アジリストの詳しいレビューはこちらから!


パナレーサー「アジリストデューロ」


上で紹介したアジリスト(ノーマル)は走行性能は抜群ですが、「パンクに弱い」というデメリットを抱えています。
はじめてのタイヤカスタムのころは、まだパンク修理に自信が持てずパンクに対する不安が大きい時期です。
「修理なんてムリ!パンクに強いヤツお願い!」
という人はノーマルのアジリストではなく「アジリスト デューロ」がおすすめです。
アジリストデューロは、ノーマルのアジリストから更に耐パンク性能がグレードアップしたモデル。
耐パンクベルトがサイドまで強化されている上に、重量230g(25Cの場合)という軽さを実現しています。



DURO(デューロ)はイタリア語で、「かたい、堅牢な」「タフ、たくましい」という意味がありますよ。
パンク要因の多い荒れた路面や、パンクを避けたいロングライドなどで威力を発揮する超強化レーシングタイヤです!
【パフォーマンス】
| ヒルクライム | レース | ツーリング |
| 6 | 8 | 10 |
【アジリストデューロの重量と価格】
| サイズ | 重量 | Amazon価格 |
| 700×23C | 210g | 5805円 |
| 700×25C | 230g | 5376円 |
| 700×28C | 250g | 5881円 |
| 700×30C | 280g | 5959円 |
| メリット | デメリット |
| ○パンクに強い ○ノーマルアジリストと遜色のない走行性能 ○耐パンクタイヤの割に重量が軽い ○お手頃な価格 〇日本メーカーで安心 | ×耐久性に不安あり |
- ツーリングをする人
- パンクに強いタイヤがほしい人
- アジリストの走りを味わいたい人



アジリストデューロの詳しいレビューはこちらから!


パナレーサー「リブモ」


「速さや軽さはそれほど求めてないかな」
「それよりパンクに強くて長持ちするタイヤが欲しい!」
そんな人にはパナレーサー「リブモ」がおすすめです。
このタイヤはパナレーサーの街乗り最強モデル。
普段使いやツーリングで活躍するのはもちろん、通勤・通学でも使える丈夫なタイヤです。
| メリット | デメリット |
| ○パンクに強い ○耐久性に優れ、長く使える ○重量が軽い 〇日本メーカーで安心 | ×硬くて取り付けが大変 |
- パンクしたくない人
- タイヤを長く使いたい人
- 通勤・通学に使いたい人
- メンテナンスの習慣があまりない人



リブモの詳しいレビューはこちらから!


はじめてのタイヤカスタムまとめ
本記事では、はじめてのタイヤカスタムについて解説しました。
- 効果が実感しやすくて
- 簡単で
- 安くできる
そんなタイヤカスタムは、はじめての初心者にもおすすめです。
自転車は乗るだけではなくて、メカをいじることも楽しみのひとつです。
愛車を自分だけの一台にドレスアップさせて、自転車ライフをエンジョイしていきましょう!






