自転車のトラブルNo.1はパンクです!
通勤・通学中のパンクはまさに悲劇、絶対にあってはならないですし、ツーリング中のパンクによる精神的ダメージは計り知れないものがあります。
状況によっては事故にもつながりかねない危険をはらんだ自転車のパンク。
しかしきちんと対策しておけば、そのリスクを減らすことが可能です。
「運が悪かったな…」
なんて諦めることはありません。
しっかり対策してパンクのストレスからおさらばしましょう!
パンク防止にはこまめな空気入れが重要!
自転車のパンク防止に有効な対策は、こまめな空気入れです。
それでは、なぜ空気入れをすることでパンクを防止できるのでしょうか?
それを知るため、まずはパンクの原因から見ていきましょう。
- 金属片やガラスなどの異物が刺さる
- 段差を乗り越える際に起こる「リム打ちパンク」
- 内部でチューブが擦れてパンク
- 内部でチューブが折り重なってパンク
リム打ちパンク
リム打ちパンクとは、空気圧が低いタイヤで段差を乗り越えると、リム(車輪)と段差の角に内部のチューブが挟まれてパンクしてしまうことです。
スピードが遅くても、空気不足の場合は荷重のかかる後輪で起こりやすいよ。
チューブが動くことで起こるパンク
自転車のタイヤは内部にチューブが収納されており、そのチューブに空気を入れて走行しています。
空気圧が低い状態で乗っていると、タイヤの中に収納されているチューブが動きやすく、タイヤと擦れることで削られパンクしてしまうのです。
また、空気が少なくなると車輪とタイヤの密着力が緩み、タイヤがずれてしまうことがあります。
タイヤがずれると、ゴム同士で密着しているチューブも一緒にずれていきます。
そうしたずれたチューブはバルブ部分で引っかかって折り重なってしまいます。
折り重なってしまった箇所は劣化しパンクの原因になってしまうのです。
パンク防止には空気入れが重要
これらのパンクの原因のうち「異物が刺さる」以外の全ての原因が、空気圧が足りないことで引き起こされています。
つまり空気入れをサボったことがパンクに直結してしまうのです。
パンク防止のために空気入れが重要なのはそのためなのです。
このあと紹介する「パンクに強い」耐パンクタイヤも、異物が刺さることによるパンクを防ぐためのものなので、こまめな空気入れは必須になります。
空気入れの頻度はどれくらいが理想?
それでは一体どれくらいの頻度で空気入れをするべきなのでしょうか?
おおよその目安は次の通りですが、乗り方や走行距離などによって空気の減り方は変わってくるので、こまめなチェックは必要です。
【空気入れの頻度の目安】
ロードバイク | 2週間に1回以上 |
クロスバイク | 2週間に1回以上 |
ママチャリ | 1カ月に1回以上 |
ロードバイクやクロスバイクの場合は、最低でも2週間に1回は空気入れをしましょう。
できれば、毎週空気入れができればベストです!
ロードバイクなら、乗るたびに空気入れができれば理想ですが…
「なんか、面倒だな…」
そう思うのも無理ありません。
私も空気入れはめんどくさいです。
ですからそんな作業は少しでもラクに済ませたいのが、われわれサイクリストの願いでもあります。
そこで登場するのが、「電動空気入れ」
私にとっては、苦痛だった自転車空気入れの常識が一変する革命的なアイテムでした。
それがこちら!
空気入れを楽にする!!全自動スマート空気入れ【KUKiiRE】ボタンひとつで自動で空気入れができるのでラクなのはもちろんなのですが、私にとっては、
- 「空気入れをしなくちゃ!」という心理的な圧迫がなくなって、空気入れのハードルが下がった
- 気軽に空気入れができるようになって、いつもベストな空気圧で走れるようになり、パンクに対する不安感が軽減した
このような心理的な効果が大きかったです。
私は一人で自転車6台を使いまわしているので、空気入れも大変で結構なストレスになってたんです。
本当におすすめできる空気入れです!
ぜひチェックしてみてください!
手動タイプならお手頃な通販で十分
愛車にお金つぎ込んじゃって、当面は安い空気入れでいいかなという人は、通販のお手頃な空気入れでも十分活躍してくれるので大丈夫ですよ。
しかし絶対に譲れないポイントは次の2点。
- 仏式バルブ(フレンチバルブ)に対応していること
- 空気圧が確認できるメーターがついていること
これだけは妥協してはいけません!
千円ほどのプラスでこれらの機能が付いた空気入れが買えますし、空気入れは楽しい自転車ライフの必需品なのでサッと用意してしまいましょう。
自転車ショップでロードバイクやクロスバイクを購入する際、初めてのスポーツ自転車の場合は高確率で一緒に空気入れを買うことを店員さんにすすめられます。
愛車という大きな買い物をして気分が高揚しているときは、すすめられるがままに高額の空気入れも同時に購入してしまいがちです。
だけど、ちょっと待って!
初心者に高額な空気入れなんて必要ないです!
携帯用ポンプもこのタイミングで買わなくても大丈夫!
通販の空気入れで十分活躍してくれますよ。
金額に余裕があるのなら、先ほど紹介した「電動の空気入れ」を選んだほうが確実に満足できますので、ついで買いには気をつけましょう。
待ちに待った愛車購入の興奮で気が大きくなっちゃって、つい余計な物まで買っちゃいます…
店員さんはおすすめのプロですからね。「自転車購入時の今だけ10%オフ!」なんてことも言うけど、ここはグッとこらえて本当に必要な物にお金をかけたほうがいいよ!
楽天で4000円代の電動空気入れを見つけて衝動買いしたことがありますが、期待していたパワーが全く出ず、すぐに使わなくなってしまいました…
電動の空気入れ選びに迷ったら、こちらの「スマート空気入れ」で間違いないです!
私も現在使用していますが、空気入れのストレスから解放されて、快適な自転車ライフをエンジョイしています。
パンクに強い「耐パンクタイヤ」
パンクは、初心者も上級者もなく自転車に乗る人共通の悩みです。
それゆえにパンクに強いタイヤも販売されています。
自転車用の「パンクに強いタイヤ」は次の2種類。
- ノーパンクタイヤ:空気の代わりに他の素材が詰め込んである
- 耐パンクタイヤ :肉厚なゴムを使っている
【ノーパンクタイヤの内部】
このようにノーパンクタイヤには空気は入っていないので、
- 絶対にパンクしない
- 空気入れをしなくていい
という圧倒的なメリットを誇ります。
しかし重大なデメリットも抱えているため、現状ではあまり普及していません。
そもそもロードバイクやクロスバイクで履くタイヤではないので、「そんなのもあるんだ」くらいの認識で。
メリット | デメリット | |
ノーパンクタイヤ | ・絶対にパンクしない ・空気入れの手間がかからない | ・乗り心地が硬い ・地面からの衝撃が大きい ・重量が重い ・スポークが折れやすくなる ・取り扱い店舗が少ない |
耐パンクタイヤ | ・パンクに強い ・乗り心地が柔らかい | ・絶対にパンクしないわけではない |
ロードバイクやクロスバイクに適しているのが「耐パンクタイヤ」です。
ツーリングやロングライドを楽しむサイクリストに人気で、私もクロスバイクで使用しています。
- 釘や異物などが刺さってのパンクを防ぐ
- パンクへの不安や心配がやわらぎ、積極的にストレスフリーで走れる
耐パンクタイヤは、金属片やガラスなどが刺さってのパンクを防いでくれます。
パンクに強いタイヤを履いているという安心感を得られることで、心理的にパンクの不安から解放されるということも、耐パンクタイヤの大きなメリットです。
ただ、これらのタイヤもこまめな空気入れは必要不可欠です。
先ほど述べた「チューブの擦れや折り重なりのパンク」に関しては、耐パンク性能に関係なく起きるため、耐パンクタイヤに替えたからといって空気入れをサボることは許されないのです。
パンクだけではなく、適正に空気を入れることで、走行性能もアップするからね!
カチカチのタイヤのほうが、速くラクに走れるものね!
「耐パンクタイヤ」は多くのサイクリストに人気で、さまざまなモデルが販売されています。
私はツーリングが趣味でよくロングライドをするので、これまでいくつかの耐パンクタイヤを試してきました。
こちらの記事で、実際に私が使用してみて信頼できると感じたタイヤを紹介しています。
パンクに悩まされている人はぜひ参考にしてみてください!
まとめ
パンクは、自転車に乗っている限りついてまわる非常にやっかいな問題です。
しかし対策をすることで、パンクのリスクを減らすことはできます。
こまめに空気入れをするのは、簡単なようで面倒くさいです。
しかし慣れてきて習慣になってしまえば、たいした労力ではありません。
普段から空気入れをする癖をつけましょう。
「ラクをしたいぜ!」
という人は電動の空気入れを選ぶのがおすすめです。
本当にビックリするほどラクチンですよ!
自転車を複数台所有している人や、家族の分まで空気入れをする人には特におすすめです。
快適な自転車ライフのために、ぜひ「電動空気入れ」を検討してみてください!