「はじめてのタイヤ交換だけど、どのタイヤを選べばいいか分かんないよ!」
その気持ち、分かります。
はじめてのタイヤ交換で、タイヤ選びに失敗したくないですからね。
そこで本記事では、はじめてのタイヤ交換におすすめのタイヤを3種類紹介します。
全て私が実際に試したもので、初心者にもバッチリOKの厳選されたタイヤばかりです!
自信を持っておすすめするタイヤ3選、それでは参りましょう!
たっちクロスバイクでもOKですぞ!
自分で使用したタイヤをレビューしています
実際の使用感をもとにレビューするのが当ブログのモットー!
本記事で紹介しているタイヤは全て私が実際に使用したタイヤです。
どのタイヤも寿命まで使い切っているので、耐久性にも言及しています。
それぞれのタイヤの詳しいレビュー記事も用意してあるので、参考にしてみてください!
はじめてのタイヤ交換で重視すべきポイント


ロードバイクやクロスバイクを買ったときに最初から付いていたタイヤをはじめて交換するときって、どんなタイヤにすればいいのか迷ってしまいますよね。



私は迷った挙句、結局同じタイヤにしてしまったことがあります…
はじめてのタイヤ交換の時期ってまだロードバイクやタイヤなどの機材に精通していないし、周りに詳しい知り合いもいないので、後悔したくなくてつい守りに入ってしまいがちです。
だけどちょっと待って!
タイヤ交換は愛車のグレードアップの絶好のチャンス!
思い切って自分好みのタイヤにアップグレードしてみましょう!



タイヤ交換は最もお手軽なカスタムですよ!



他のパーツの交換よりもはるかに効果が分かりやすいので、初めてのカスタムにはおすすめです!
はじめてのタイヤ交換の重要ポイント
最初のタイヤ交換でいきなり高額のハイエンドタイヤに替えるのは、さすがにハードルが高いです。



自分のライドスタイルや脚質がまだ分かっていない時期ですからね。
初心者のころに買い物に失敗すると精神的なダメージが大きいので、まずはこちらの条件でタイヤを探していきましょう。
- 価格が高すぎないこと
- 効果を実感しやすいタイヤを選ぶこと
- 信頼できるメーカーを選ぶこと
私の経験では、価格は4000円~6000円くらいがおすすめです。
それ以上のお値段だとパンクした時のショックがデカすぎます。
パンクのショックに対する耐性ができるまでは、1万円クラスの高級タイヤは控えておいたほうが無難です。



すぐにパンクにも慣れます。
メンタルも鍛え上げられますよ!
逆に安すぎるタイヤを買っても、新タイヤの効果が分かりにくくせっかくのグレードアップのチャンスが台無しです。
Amazonで5000円代の価格で各メーカーのミドルグレードのタイヤが買えるので、このあたりのタイヤを狙っていくのがおすすめです。
特に「パナレーサー」のタイヤなら日本のメーカーで安心ですし、Amazonで5000円代でトップグレードの「アジリストシリーズ」が購入できるのでおすすめですよ!



海外ブランドのタイヤを公式オンラインショップで買ったら欠陥品だったことが一度あります…



その点、日本のパナレーサーなら安心です!
上級者の言葉を鵜呑みにしてはキケン!
レーシングタイヤなどでは、一定の高速域で巡行しないと違いが実感しにくいタイヤもあります。
上級者はそれができるのでそのタイヤの良さが分かるのですが、初心者だと違いが実感できずに後悔するなんてのも、初心者あるあるです。
上級者から「このタイヤはおすすめ!」とすすめられても、鵜呑みにせずにどんなタイヤなのか自分でもチェックしましょう。
当ブログでは、タイヤのレビュー記事を多く出しているので参考にしてみてください。



ロードバイク上級者は、高い機材を買わせたがりな習性がありますからね、要注意です…
ズバリ!おすすめのタイヤはコレ!
- アジリスト
- アジリスト デューロ
- リブモ



全て安心の日本メーカー「パナレーサー」で揃えてみました!
パナレーサー「アジリスト」


初めてのタイヤ交換にまずおすすめしたいのが、パナレーサー「アジリスト」!
- 転がりの軽さ
- グリップ力
- しなやかさ
これらを同時に実現させた究極のスタンダードモデルです。



メーカーによる謳い文句は「圧倒的オールラウンダー」!
なにより価格がお手頃なので、初めてのタイヤ交換にはおすすめです。



高級なタイヤは、気持ち的にハードルが高いからね。
アジリストは、完成車に付いていたタイヤとは一線を画すハイグレードなタイヤです。
初心者でも違いを実感できる高性能なタイヤですよ!



迷ったらコレ選んどけば間違いないってレベル!
【パフォーマンス】
| ヒルクライム | レース | ツーリング |
| 8 | 8 | 8 |
【重量と価格】
| サイズ | 重量 | Amazon価格 |
| 700×23C | 180g | 5675円 |
| 700×25C | 200g | 5604円 |
| 700×28C | 210g | 5681円 |
| 700×30C | 240g | 5204円 |
アジリストのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ○転がり抵抗が軽く、軽快に走れる ○重量が軽い ○グリップ力が高い ○日本メーカーで安心 ○この走行性能でこの価格ならコスパ良し | ×パンクしやすい ×寿命が短い(耐久性が低い) |
○抜群の走行性能
転がり抵抗が軽くて、軽快にスルスル進みます。
「軽くて、滑らか」という印象で、乗り心地は快適!
そしてグリップの効きが良く、しっかりと路面を捉えてくれます。
タイヤ自体の重量も軽く上りもラクに走ることができ、高いグリップ力でコーナーも安定するのでダウンヒルも安心して下れます。
私はヒルクライムの練習をすることが多いのですが、このアジリストはヒルクライムにはピッタリのタイヤです!



上りと下り両方で威力を発揮します!
○お手頃価格でコスパ最高
安心と信頼の日本メーカー「パナレーサー」のトップグレードのタイヤが、Amazon価格で5000円代です!
見逃すなんてもったいないです!
「ハイエンドタイヤ、憧れるなあ…」
「でも、高すぎて無理!」
そんな人にはぜひアジリストをおすすめしたいです。
アジリストでぜひトップグレードの走りを体感してみてください!



アジリストのデメリットも把握しておきましょう!
| メリット | デメリット |
| ○転がり抵抗が軽く、軽快に走れる ○重量が軽い ○グリップ力が高い ○日本メーカーで安心 ○この走行性能でこの価格ならコスパ良し | ×パンクしやすい ×寿命が短い(耐久性が低い) |
×タイヤの寿命が短い
「圧倒的オールラウンダー」という謳い文句の割には、タイヤの寿命が短い印象です。
私の場合は、1度目のアジリストは前輪が1ヵ月、後輪が半年で終了。
2度目が10カ月と11カ月で寿命(その間パンク1回)という結果でした。
私は練習で激しく走っていましたし、悪路の山道を走ることも多かったので、タイヤへの負担が大きかったと思います。
アジリストは練習で使うのではなく、レース本番の決戦用として使うのがいいのかなと感じました。



キレイな路面中心で走っていれば、もっと長く使えていたかも。



荒れた山道ばかり走っていたものね。
アジリストはこんな人におすすめ!
- レースやイベントの決戦用として使う人
- 速さを追求したい人(特に上り)
- 他ブランドのハイエンドタイヤは高すぎると感じる人
- 通勤・通学での使用は考えていない人
本番で使う人におすすめ
アジリストは走行性能が高く、レースやイベントの本番でも活躍してくれる短期決戦用のタイヤです。
特にヒルクライム決戦用としておすすめです!
耐久性は低めなので、通勤・通学や毎日の練習用として使うよりも、レースやイベント本番のとっておきの場面で使うほうが満足度は高くなるでしょう。
手軽にトップグレードを味わいたい人に
レース本番でも使える高性能なタイヤなので、「海外ブランドのハイエンドタイヤは高すぎてちょっと手が出ないな…」という人にもおすすめです。
海外ブランドのタイヤはトップグレードだと1万円ほど、セカンドグレードで5000円~8000円ほどします。
パナレーサーのトップグレードのアジリストが、他ブランドのセカンドグレードの価格で買えるのだから超お得です。
Amazon価格で5000円代で夢のハイエンドタイヤの気分を味わえるのですから、これはおすすめですよ!



アジリストの詳しいレビューをしています。
ぜひ参考にしてみてください!


パナレーサー「アジリストデューロ」


上で紹介したアジリスト(ノーマル)は走行性能は抜群ですが、「パンクに弱い」というデメリットを抱えています。
初めてのタイヤ交換のころは、まだパンク修理に自信が持てずパンクに対する不安が大きい時期です。
「修理なんてムリ!パンクに強いヤツお願い!」
という人はノーマルのアジリストではなく「アジリスト デューロ」がおすすめです。
アジリストデューロは、ノーマルのアジリストから更に耐パンク性能がグレードアップしたモデル。
耐パンクベルトがサイドまで強化されている上に、重量230g(25Cの場合)という軽さを実現しています。



DURO(デューロ)はイタリア語で、「かたい、堅牢な」「タフ、たくましい」という意味がありますよ。
パンク要因の多い荒れた路面や、パンクを避けたいロングライドなどで威力を発揮する超強化レーシングタイヤです!
【パフォーマンス】
| ヒルクライム | レース | ツーリング |
| 6 | 8 | 10 |
【重量と価格】
| サイズ | 重量 | Amazon価格 |
| 700×23C | 210g | 5805円 |
| 700×25C | 230g | 5376円 |
| 700×28C | 250g | 5881円 |
| 700×30C | 280g | 5959円 |
アジリストデューロのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ○パンクに強い ○ノーマルアジリストと遜色のない走行性能 ○耐パンクタイヤの割に重量が軽い ○お手頃な価格 〇日本メーカーで安心 | ×耐久性に不安あり |
○パンクに強い


アジリストデューロは、新開発された「タフ&フレキシブル・スーパー・アウターシールド」+「プロタイトベルト」によりノーマルのアジリストから更に耐パンク性能がグレードアップしたモデルです。
耐パンクベルトがサイドまでカバーしているので、サイドカットに強くなっているのも心強い。
パンクに弱いというイメージのアジリストですが(私の独断と偏見です…)、私の場合は8カ月間タイヤ2本ともパンクなしでした!
パンクに強いと謳っている耐パンクタイヤでも、半年もせずにパンクしてしまうことも多々ある中、これは素晴らしい結果です!
私はパンクに対して過剰に警戒してしまうチキンな性格なので、パンクゼロというだけで大満足でした。
○アジリストと遜色のない走行性能
ノーマルのアジリストの走りは軽くて滑らかで、軽快にスルスル進みます。
- 転がり抵抗が軽く、
- グリップ力があり、
- フィーリングはバッチリ!
このノーマルアジリストに耐パンク性能がプラスされるなんて夢のようですが、走り心地はどうでしょうか。
実際に走ってみて感じたのは、
- 多少の重量感
- やや硬め
- 振動を吸収してくれる
- コーナーも安定
ノーマルのアジリストに比べて多少の重さと硬さは感じるものの、ヒルクライムや街中のストップアンドゴーでちょっと気になるくらいで、走りの違いはほとんど感じられません。
アジリストとほぼ変わらぬ乗り味で耐パンク性能が強化されているのが、アジリストデューロ最大のメリットです。



ロングライドにも向いています。
【参考までにアジリストとの重量の比較】
| アジリスト | アジリストデューロ | |
| 700×23C | 180g | 210g |
| 700×25C | 200g | 230g |
| 700×28C | 210g | 250g |
| 700×30C | 240g | 280g |



走り出しでこの重量の差を実感しますね。
○耐パンクタイヤの割に重量が軽い
耐パンク性能を強化するとタイヤは硬く肉厚になって、どうしても重くなってしまいます。
しかしアジリストデューロは非常に軽い!
「ノーマルのアジリストより重い」と先に述べましたが、それはあくまで走りを重視したレーシングタイヤと比較してのもの。
耐パンクタイヤの中では屈指の軽さを誇ります。
私はこれまでに多くの耐パンクタイヤを試してきましたが、軽さではこのアジリストデューロがダントツのナンバーワンです!
【主な耐パンクタイヤとの重量比較】
| デューロ | リブモ | ツーキニスト | マラソン | |
| 25C | 230g | 340g | 350g | 520g |
| 28C | 250g | 390g | 380g | 560g |



「耐パンクタイヤ」についてはこちらの記事を参考にしてみてね!


○お手頃価格
ノーマルのアジリストと遜色のない走りを実現させながら、耐パンク性能を強化したアジリストデューロですが、価格の安さも大きな魅力です。
これだけの性能を備えたタイヤがAmazon価格で5000円代で買えるのは本当にありがたいことです。
タイヤは他のパーツと違って消耗品なので、「安い」ことは自転車を長く楽しむ上で重要な要素ですからね。



海外メーカーが出してたらこの価格では買えないね!
【アジリストデューロの重量と価格】
| サイズ | 重量 | Amazon価格 |
| 700×23C | 210g | 5805円 |
| 700×25C | 230g | 5376円 |
| 700×28C | 250g | 5881円 |
| 700×30C | 280g | 5959円 |



アジリストデューロのデメリットも把握しておきましょう!
| メリット | デメリット |
| ○パンクに強い ○ノーマルアジリストと遜色のない走行性能 ○耐パンクタイヤの割に重量が軽い ○お手頃な価格 | ×耐久性に不安あり |
×耐久性に不安あり
耐パンク性能を強化した「強靭」なタイヤと言われると、「耐久性も高くて長持ちするタイヤ」というイメージが湧きますが、残念ながらアジリストデューロは決して長持ちするタイヤではありません。



あくまで私の実感です…
一般的にパンクに強いタイヤは通勤・通学やロングツーリングに使われますが、これらのタイヤはみな耐久性も高く長く使うことができます。
ただその分、走行性能を犠牲にしているので走り自体を楽しむことが難しい側面もあります。



アジリストデューロは、パンクに強く走りも楽しめるけど…



耐久性に不安を抱えているのです…
私の場合は、7、8カ月ほどでひび割れなどで表面がボロボロになり、寿命を迎えることとなりました。
走行距離はおおよそ3000kmちょっとでした。
タイヤ表面のひび割れや劣化が早めに現れたのが気になったので、逆に短い期間でガシガシ使ったほうが満足度が高かったのかなとも思いました。
アジリストデューロはこんな人におすすめ!
- ツーリングをする人
- パンクに強いタイヤがほしい人
- アジリストの走りを味わいたい人
舗装路のツーリングならアジリストデューロがおすすめ!
楽しくラクに走れるところが、ツーリングにはピッタリです!
通勤・通学にはおすすめできない
「パンクに強いタイヤなら、通勤・通学でも使えるんじゃない?」
と思うかもしれませんが、正直アジリストデューロを通勤・通学で使うのはおすすめできません。
・耐久性に不安がある
・他に安くて丈夫なタイヤがある
・アジリストデューロを通勤・通学で消耗させるなんてもったいない
日常の足というよりは、趣味で自転車を楽しむためのタイヤだと思います。



通勤・通学におすすめのタイヤはこちらにまとめているので、参考にしてみてね!





アジリストデューロの詳しいレビューをしています。
ぜひ参考にしてみてください!


パナレーサー「リブモ」


「速さや軽さはそれほど求めてないのよ」
「それよりパンクに強くて長持ちするタイヤが欲しい!」
そんな人にはパナレーサー「リブモ」がおすすめです。
このタイヤはパナレーサーの街乗り最強モデル。
普段使いやツーリングで活躍するのはもちろん、通勤・通学でも使える丈夫なタイヤです。
リブモのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
| ○パンクに強い ○耐久性に優れ、長く使える ○重量が軽い | ×硬くて取り付けが大変 |
○丈夫で軽い!


- Pro Titeシールドによる、高い耐パンク性能
- 一番外側のマイルクランチャーコンパウンドによる、高い耐摩耗性能
これらを兼ね備えたリブモは、「耐貫通パンク」「耐リム打ちパンク」「耐摩耗性」が強化されたアーバン最強モデルです。
ただ、そういうタイヤはどうしても重量が重くなりがちです。
しかしこのリブモがすごいのは、それなのに軽いこと!



耐パンク性能と耐久性と軽さを兼ね備えたタイヤですぞ!
【主な耐パンクタイヤとの重量比較】
| デューロ | リブモ | ツーキニスト | マラソン | |
| 25C | 230g | 340g | 350g | 520g |
| 28C | 250g | 390g | 380g | 560g |



リブモのデメリットも把握しておきましょう!
| メリット | デメリット |
| ○パンクに強い ○耐久性に優れ、長く使える ○重量が軽い | ×硬くて取り付けが大変 |
×取り付けが大変
「タイヤをホイールに取り付ける際に、硬くてはめるのに苦労する」というのは、リブモだけでなく多くの耐パンクタイヤについて回る問題です。
タイヤを丈夫にすればするほどゴムが肉厚になり硬くなるので仕方のないことですが、イライラしてしまう気持ちは分かります。
「これだけはめにくいんだから、その分パンクにメッチャ強いんだろう!」
と自分に暗示をかけて作業を乗り越えましょう。



ホイールとの相性やその人の熟練具合などで、タイヤ交換の難易度って変わってくるから…



決して難しい作業じゃないから、慣れればさほど苦にならないからね!
リブモよりもはるかに取り付け難易度の高い耐パンクタイヤはいくつもあります。
リブモだけがとりわけ装着しにくいわけではないので、安心してくださいね。
リブモはこんな人におすすめ!
- パンクしたくない人
- タイヤを長く使いたい人
- 通勤・通学に使いたい人
- メンテナンスの習慣があまりない人



普段使いだけでなく、通勤・通学にも使えるタイヤです。



パンクに強くて長持ちするタイヤがほしいなら、リブモがおすすめ!



リブモの詳しいレビューをしています。
ぜひ参考にしてみてください!


はじめてのタイヤ交換におすすめのタイヤまとめ
本記事では、はじめてのタイヤ交換におすすめのタイヤを解説しました。
紹介した3つのタイヤは、どれも自信を持っておすすめできる厳選されたタイヤです。
高い性能を持ちながらもお財布に優しい価格で、満足度高し!
しかも安心の日本メーカーです。
タイヤ交換を機に、自転車ライフをステップアップさせていきましょう!



「タイヤの選び方とおすすめ用途別まとめ」の記事はこちらから!
目的・用途別におすすめのタイヤを紹介しています。






