「夢のハイエンドタイヤで走ってみたい!」
「でも高いお金は払いたくない…」
そんなわがままを叶えてくれるタイヤをご存じですか?
それはズバリ!
- 抜群の走行性能
- お手頃な価格
- 安心の日本メーカー
三拍子そろった高性能タイヤです。
本記事ではこのパナレーサー「アジリスト」を徹底レビューしていきます。
見逃し厳禁の要チェックタイヤですよ!
レース本番の決戦用として使えるタイヤです!
メリット | デメリット |
○重量が軽い ○グリップ力が高い ○日本メーカーで安心 ○この走行性能でこの価格ならコスパ良し | ○転がり抵抗が軽く、軽快に走れる×寿命が短い(耐久性が低い) | ×パンクしやすい
アジリストを寿命まで使いました
「試乗会で乗り心地を確認しました」とか「タイヤを借りて数日使いました」ではなく、タイヤが寿命を迎えるまで使い切ってのレビューです。
パナレーサー「アジリスト」の特徴
パナレーサー「アジリスト」のメーカーによる謳い文句は、「圧倒的オールラウンダー」です。
- 転がりの軽さ
- 高い耐パンク性能
- グリップ力
- しなやかさ
これらを同時に実現させた究極のスタンダードモデル!
【パフォーマンス】
ヒルクライム | レース | ツーリング |
8 | 8 | 8 |
「最もオーソドックスであり様々なシーンやレースに対応する次世代のレーシングタイヤ」とメーカー公式で紹介されているタイヤです。
- タイヤの構造
- コンパウンド
- 耐パンクベルト
アジリストは、これらのタイヤを構成する全てを見直して再構築することによって、前作にあたる「EVO4」を上回る転がり抵抗・軽さ・耐パンク性能を実現しています。
新開発によって、前作より転がり抵抗低減と40gの軽量化を実現!
(※700×25C比)
しかもサイクリストにうれしいのがその価格!
トップグレードのタイヤでありながら、Amazon価格はなんと5000円代!
他の海外ブランドならミドルグレードの価格帯で、パナレーサーのトップグレードを味わえる。コレは見逃すわけにはいかぬ!
【重量と価格】(2024年10月時点のAmazon価格)
サイズ | 重量 | Amazon価格 |
700×23C | 180g | 5675円 |
700×25C | 200g | 5604円 |
700×28C | 210g | 5681円 |
700×30C | 240g | 5204円 |
新生プレミアム・フラッグシップモデル「アジリスト ファスト」もチェックしてみる
パナレーサー「アジリスト」を使ってみた感想
- オールラウンダーというよりレース向け
- 特にヒルクライムにおすすめ(決戦用)
- 練習用にはもったいない
- 耐パンク性能、耐久性は低め
- 通勤・通学にはおすすめできない
- 高性能なのに低価格。満足度高し
私がパナレーサー「アジリスト」を選んだのは、ヒルクライムレースで使うためでした。
ロードバイク購入時に履いていたタイヤ(スペシャライズド「ターボコットン」)が交換時期を迎えて、最初のタイヤ交換でチョイスしたのがこのアジリストです。
決め手となった理由は、
- 重量が軽い
- 評判が良い、人気がある
- 日本のメーカーで安心
- 価格がお手頃(Amazonならさらに安い!)
当時は自転車やパーツにお金をかけすぎていて万年金欠状態だったので、絶対失敗しないように人気があって評価が高いもの、そして価格がお手頃なタイヤに狙いを絞って、このアジリストを選択しました。
結果として、走行性能は満足できるものでした!
が、耐パンク性能や耐久性にはやや難ありと感じました…
「圧倒的オールラウンダー」という割には、タイヤの寿命が短い印象です。
走行性能に関してはベリーグッド!
満足できるタイヤです!
定価5000円~7000円代の価格帯のタイヤの中では、かなりの満足度を感じました。
しかし耐久性に関しては「ちょっとコレは…」という残念な気持ちになりました。
前輪はパンク連発で1ヵ月、後輪はすり減りによって半年ほどで寿命を迎えました。
価格の安さがアジリストを選んだ理由の一つだっただけに、予想外の交換サイクルの早さにモヤモヤしたのが正直な感想です。
チューブ代だってかかっちゃうし…
もちろんパンクの原因は走行状況や運などの不確定要素が大きく関わってくるのは百も承知です。
しかし、「高い走行性能」「お手頃な価格」「安心の日本メーカー」。
これら三拍子そろったお気に入りのタイヤだっただけに、余計に残念に感じてしまいました。
そうは言っても、今現在はアジリストシリーズの「アジリスト ライト」を使っています。
いろんなタイヤを使ってきましたが、なんだかんだ言っても気に入ってるんです。
ヒルクライム特化の鬼軽タイヤですね!
それでは、寿命を迎えるまで使ったアジリストのメリット・デメリットを詳しくレビューしていきます!
パナレーサー「アジリスト」のメリット
それでは実際にアジリストを使ってみて感じたメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう!
メリット | デメリット |
○重量が軽い ○グリップ力が高い ○日本メーカーで安心 ○この走行性能でこの価格ならコスパ良し | ○転がり抵抗が軽く、軽快に走れる×寿命が短い(耐久性が低い) | ×パンクしやすい
抜群の走行性能
転がり抵抗が軽くて、軽快にスルスル進みます。
「軽くて、滑らか」という印象で、乗り心地は快適!
そしてグリップの効きが良く、しっかりと路面を捉えてくれます。
コンチネンタル「GP5000」よりもグリップ力が高いと感じました。
タイヤ自体の重量も軽く上りもラクに走ることができ、高いグリップ力でコーナーも安定するのでダウンヒルも安心して下れます。
私はヒルクライムの練習をすることが多いのですが、このアジリストはヒルクライムにはピッタリのタイヤです!
上りと下り両方で威力を発揮します!
お手頃価格でコスパ最高
安心と信頼の日本メーカー「パナレーサー」のトップグレードのタイヤが、Amazon価格で5000円代です!
見逃すなんてもったいないです!
「ハイエンドタイヤ、憧れるなあ…」
「でも、高すぎて無理!」
そんな人にはアジリストをおすすめしたいです。
走行性能に関してはコンチネンタル「GP5000」と比較しても不満な点はありません。
アジリストでぜひトップグレードの走りを体感してみてください!
他の海外ブランドのトップグレードは1万円以上!
私はアジリストの前は、スペシャライズド「ターボコットン」を使っていました。
このタイヤはAmazonの取り扱いがなく(2024年10月時点)、スペシャライズド オンラインストアでの価格は11000円です。
およそ半額でパナレーサーのトップグレード「アジリスト」が買えるなんて、コスパの良さは抜群です!
パナレーサー「アジリスト」のデメリット
デメリットもしっかり把握しておきましょう。
メリット | デメリット |
○重量が軽い ○グリップ力が高い ○日本メーカーで安心 ○この走行性能でこの価格ならコスパ良し | ○転がり抵抗が軽く、軽快に走れる×寿命が短い(耐久性が低い) | ×パンクしやすい
タイヤの寿命が短い
「圧倒的オールラウンダー」という謳い文句の割には、タイヤの寿命が短い印象です。
- 用途はヒルクライム練習用
- なかなかに荒れた峠道を全力走行
- 夜間の練習も多く木の枝や小石、路面の凸凹を乗り越すこと多し
- 空気圧の管理などはキッチリやっていた
私のアジリストの使用状況はこんな感じでしたが、
- 前輪は異物が刺さってのパンクとサイドカットによるパンクが連発して1ヵ月もたずに交換
- 後輪はパンクはなかったが、半年ほどで表面がすり減って寿命を迎える
結果として比較的早めのタイヤ交換ということになり、残念な気持ちになりました。
私は練習でガシガシ追い込んで走っていたのもありますが、それでももっと長く使いたかったのが本音です。
すぐにパンクしたり、半年もたずに寿命を迎えたりはロードタイヤではよくあることですが、それでもやはり残念ポイントではありました。
具体的に気になったところはこちら。
- サイド部分の耐久性が弱い
- GP5000と比べると、亀裂やカット傷が入りやすい
- GP5000と比べると、ゴムの層が薄く感じる
- スリップサインが浅く、すり減りによる寿命を迎えるのが早い
練習で使うのではなく、レース本番の決戦用として使うのがいいのかなと感じました。
キレイな路面中心で走っていれば、もっと長く使えていたかも。
荒れた山道ばかり走っていたものね。
パナレーサー「アジリスト」はこんな人におすすめ!
アジリストの謳い文句は「圧倒的オールラウンダー」ですが、むしろレースなどの決戦用として使うことをおすすめします。
間違っても通勤・通学などで使ってはいけません。
価格以上に高性能なタイヤですからね!
- レースやイベントの決戦用として使う人
- 速さを追求したい人(特に上り)
- 他ブランドのハイエンドタイヤは高すぎると感じる人
- 通勤・通学での使用は考えていない人
本番で使う人におすすめ
アジリストは走行性能が高く、レースやイベントの本番でも活躍してくれる短期決戦用のタイヤです。
特にヒルクライム決戦用としておすすめです!
耐久性は低めなので毎日の練習用として使うよりも、レースやイベント本番のとっておきの場面で使うほうが満足度は高くなるでしょう。
人と一緒に走るときも、いいカッコ見せるために積極的に使っていきましょう。
路面がキレイなら、練習で使うのもアリですよ。
手軽にトップグレードを味わいたい人に
レース本番でも使える高性能なタイヤなので、「他ブランドのハイエンドタイヤは高すぎてちょっと手が出ないな…」という人にもおすすめです。
海外ブランドのタイヤは、トップグレードだと1万円ほど、セカンドグレードで5000円~8000円ほどします。
パナレーサーのトップグレードのアジリストが、他ブランドのセカンドグレードの価格で買えるのだから超お得です。
コンチネンタルのミドルグレードの「ゲータースキン」を使いましたが、走行性能は断然アジリストのほうが上です!
「ゲータースキン」はAmazon価格(2024年10月時点)で7000円前後のタイヤです。
実際、アジリストに替えただけで速く走れるようになった気がします(特に上り)。
Amazonで5000円代で夢のハイエンドタイヤの気分を味わえるのですから、これはおすすめですよ!
通勤・通学にはおすすめできない
耐パンク性能や耐久性の面から、毎日の通勤・通学に使うのはおすすめできません。
絶対にパンクが許されないシチュエーションですからね…
耐パンク性能や耐久性を度外視しても、本番でも使えるレースタイヤを通勤・通学で使うのはもったいないです!
もし通勤・通学に使うタイヤを探しているのなら、アジリストよりも安くてパンクに強くて長持ちするタイヤがありますので、こちらの記事をチェックしてみてください。
パナレーサー「アジリスト」レビューまとめ
本記事ではパナレーサー「アジリスト」をレビューしました。
- 高い走行性能
- お手頃な価格
- 日本メーカーで安心
- 着脱も簡単
これらを兼ね備えたタイヤが5000円代で買えるのはありがたいです。
レース本番の決戦用としても使えるパナレーサー「アジリスト」。
ぜひチェックしてみてください!
メリット | デメリット |
○重量が軽い ○グリップ力が高い ○日本メーカーで安心 ○この走行性能でこの価格ならコスパ良し | ○転がり抵抗が軽く、軽快に走れる×寿命が短い(耐久性が低い) | ×パンクしやすい