「パンクに強いタイヤが欲しい!」
「しかも丈夫で長持ちするヤツ!」
そんなあなたにおすすめのタイヤが、シュワルベ「マラソン」。
高い耐パンク性能と耐久性を誇る、世界最強のタイヤです!
今回は、実際に使ってみた感想も交えながら、このマラソンを徹底レビューしていきます。
- パンクの不安から解放されたい人も
- 長く使いたい人も
- ツーリングで使う人も
必見の要チェックタイヤですよ!
シュワルベ「マラソン」とは?
シュワルベは、1922年に設立されたドイツのラルフボール社が展開するタイヤブランドです。
シュワルベブランドの誕生は1973年。
そして1983年に発売された伝説のタイヤ「マラソン」によって世界中の注目を集め、一躍トップブランドへと躍り出ました。
確固たる技術と信念から生み出されるこだわりのタイヤと、圧倒的なシェアを誇るタイヤブランドです。
ツーリング用タイヤの「マラソン」は、世界一のクオリティを誇ります!
販売量も世界一ですよ!
今回は、このシュワルベの「マラソン」を徹底レビューしていきます!
世界一周自転車旅でも使われるシュワルベ「マラソン」。
高い耐久性を誇る、世界でもっとも有名なツーリング用タイヤです。
- 耐パンク性能が高い
- 耐久性が高く、長く使える
高い「耐パンク性能」と「耐久性」が特徴のマラソン。
ツーリングや通勤・通学におすすめの丈夫なタイヤです。
価格が高すぎないのもうれしいところ!
マラソンを使ってみた感想
マラソンの用途
クロスバイクでマラソン(無印)を3年ほど使っており、現在も使用中です。
これまで一度もパンクしてません。
まだまだ数年は使えそうです。
ロングツーリング中のパンクが心配でマラソンを購入したのですが、結果として大満足です。
クロスバイクは、ローバーの3万円代のモデルです。
重量は12kgほど。
イカしたビジュアルに一目ぼれして、衝動買いしてしまったお気に入りの1台です!
一部の人から「ルック車」と揶揄されるタイプのクロスバイクです…カッコイイからいいけどね!
フレームが太くてしっかりしているので、大型のバッグを積んでも安心。
荷物の多いツーリングに重宝しています。
片道40km以内のキャンプツーリングには年に8回ほど、このクロスバイクとマラソンで楽しんでいます。
マラソンの用途は主にこんな感じ。
- 荷物満載のキャンプツーリング(年8回ほど)
- 悪路が予想されるロングツーリング
- 行ったことのない街に遠征するとき(舗装路でも)
毎日頻繁に使っているわけではないですが、荷物を多く積むときやあらかじめ悪路が予想されるツーリングにはマラソンを履いたクロスバイクを使っています。
あと私は重度のパンク心配性なので、舗装路であっても行ったことのない方面にロングツーリングするときにはマラソンを使うことが多いです。
私はマラソンの他にもこれまで多くの耐パンクタイヤを使ってきました。
20年以上前に初めてスポーツ自転車(5万円くらいのクロスバイク)を買ったときに、立て続けにパンクして呆然としたことがあり、それ以来パンクに対して過剰に敏感になっているのです。
実際使って満足した耐パンクタイヤは、これまでにマラソンを含めて5種類。
評判はいいのに、あっという間にパンクしたタイヤも経験してきました。
さまざまな耐パンクタイヤを使ってきて実感するのが、マラソンのズバ抜けた安心感です。
マラソンでツーリング行くときは、修理キット持って行きませんからね!
さすがの信頼感!
現場でマラソンをパパっと取り付ける自信なし…
マラソンの重さについて
マラソンは重量の重いタイヤです。
しかし私はクロスバイクに荷物を満載したツーリングを想定してマラソンを購入したので、タイヤの重量については全く気になりませんでした。
走り心地は、走り出しは重いですが、走り出してしまえばタイヤがよく転がってくれて不満なく走れます。
私は、もう1台のクロスバイクでパナレーサーの耐パンクタイヤ「リブモ」を使っていますが、何も荷物を積まない状態で走り比べてみると、やはりマラソンのほうが走りの重さは感じます。
リブモのほうは、クロスバイクの重量が3㎏ほど軽いという違いもあるけど。
ただ荷物を積んでしまえば、乗り心地や重量のわずかな違いなど誤差の範囲です。
荷物を積んだツーリングでマラソンの安心感を超えるタイヤはありません。
とにかくパンクしないことが最優先のツーリングには、自信を持っておすすめできるタイヤです!
それでは、実際に使った感想を見ていこう!
マラソンを使ってみて
マラソンをクロスバイクで3年、主にキャンプツーリング・舗装路のロングツーリングで使ってきました。
パンクは一度もありません。
そして現在も使用しています。
普段使いはしていないため走行距離は4000kmほどですが、ヒビ割れなどの劣化は見られず、タイヤの溝もしっかり残っています。
前後ローテーションすれば、まだまだ数年は使えそうですね。
マラソンに替えてよかったのは、安心感があることです。
- 取り付けに苦労した思い出も
- 重たい重量も
マラソンの世界的な実績と合わさって、安心感へとつながっています。
荷物を満載したキャンプツーリングでのパンクなんて、考えただけでゾッとします。
マラソンならそんな心配は無用!
ノーストレスで気楽に遠征できるようになって、ロングツーリングに出かける回数も増えましたね。
ちょっとしたダート道を見つけてガンガン突っ込んで行ったりできるのも、マラソンならではの楽しみ方です。
マラソンに替えてから、キャンプツーリングに行くようになりましたね!
マラソンが気持ちを前向きにしてくれました!
マラソンのデメリット
それではここで、実際に使ってみて感じたマラソンのデメリットを見ていきましょう。
- 重量が重い
- 雨の日に滑りやすい
- 交換が大変
重量が重い
タイヤの重量が重いため、走り出しが重く感じられます。
しかし走り出してしまえばコロコロとタイヤが転がってくれるので、気になるほどの重さを感じることはありません。
荷物を積んだツーリングなら、数百グラムの重さの違いを感じることはないので、マラソンの重量が走りに影響を及ぼすことはまず考えられないです。
ただ通勤・通学で使う場合は、「スイスイ~、軽快!軽快!」と軽やかに走れるようなタイヤではない、と思っておいたほうがいいでしょう。
坂を上るのもキツイですね。
それでは、実際の重量を見ていきましょう!
【マラソンの重量】
サイズ | 重量 | |
マラソン | 700×25C | 520g |
マラソン | 700×28C | 560g |
マラソン プラス | 700×28C | 750g |
マラソン レーサー | 700×30C | 395g |
マラソンの無印で1本500g以上あります。
前後合わせれば1kg超えになるので、はっきり言って重いです。
他の耐パンクタイヤの重量はどのくらいなの?
【700×28Cの場合】
マラソン | 560g |
グランプリ5000 | 240g |
グラベルキング | 280g |
ツーキニスト | 380g |
リブモ | 390g |
代表的な他の耐パンクタイヤと比較してみても、マラソンの重さは一目瞭然。
しかしそれを補って余りある、高い耐パンク性能と耐久性、安心感をもたらしてくれるタイヤです。
価格がそれほど高くないのもうれしいね!
雨の日に滑りやすい
雨天時のグリップに不安を感じることがあります。
ブレーキに注意していれば問題ない程度ですが、パナレーサーの耐パンクタイヤ「リブモ」と比べるとグリップ力は弱く感じます。
荷物を積んでいるときはさほど気にならないですが、荷物を積まずに走るときは注意が必要です。
通勤・通学で使う人は要注意ね。
荷物満載ツーリングでは、さほど気にならないよ。
交換が大変
私もマラソンを自分でクロスバイクに取り付けましたが、正直ムチャクチャ手こずりました。
私はこれまで8種類以上の耐パンクタイヤを全て自分で取り付けてますし、しょっちゅうパンクするロード用タイヤも全て自分でタイヤ交換しています。
その中でもマラソンが一番苦労しました。
タイヤ交換で「絶望」を感じたのは初めてでしたね…
- 信憑性は定かではないが「マラソンは個体差が大きい」という噂がある
- 私のクロスバイクが格安ルック車の鉄ゲタホイールだったのが原因かも
マラソンの取り付けに手こずった理由は分かりませんが、私の場合はそんな感じでした。
途中で作業を諦めて一晩頭を冷やしつつヤケ酒を喰らい、翌日ムキになって取り付けを完了させました。
ただ、「耐パンクタイヤの中でもマラソンは取り付けやすい」という話もよく聞くよね。
「パナレーサーのほうが手こずる」って人多いです。
耐パンクタイヤの取り付け
「タイヤをホイールに取り付ける際に、硬くてはめるのに苦労する」というのは、マラソンだけでなく多くの耐パンクタイヤに共通の問題です。
タイヤを丈夫にすればするほどゴムが肉厚になり硬くなるので仕方のないことではありますが、イライラしてしまう気持ちは分かります。
「これだけはめにくいんだから、その分パンクにメッチャ強いんだろう!」
と自分に暗示をかけて作業を乗り越えましょう。
ホイールとの相性やその人の熟練具合などで、タイヤ交換の難易度って変わってくるから…
決して難しい作業じゃないから、慣れればさほど苦にならないからね!
- タイヤレバーを使用する
- 正しい手順で作業する
YouTubeの動画を見ながらやれば大丈夫!
ただ、どうしても無理そうな場合やメカニック的な作業が苦手な人は、近所のお店で取り付けてもらえば大丈夫です。
店でタイヤを買うと割高だから、Amazonで購入して自分で挑戦してみてからお店に持って行こう。
店で買っても、どのみち工賃は取られるしね…
メカニック的な作業が苦手でストレスになるくらいなら、プロに任せてパパっと終わらせてしまいましょう。
「ホイールにはめにくそうだからマラソンをやめよう」とか、「耐パンクタイヤを諦めよう」とか深刻に考える必要はないですよ。
「タイヤ装着に手こずるストレス」と「これから数年続くパンクへのストレス」、天秤にかけたら「装着のストレス」なんて些細なことね。
ちょっと気になったので補足しますが、「店で買わずに作業だけ頼むのはマナー違反だ」とか言う人がいますが、全然そんなことないですからね。
もし不安なら「ガンコ親父の個人店」ではなくて、全国チェーンの大きな自転車屋に持って行けばオッケーです!
メチャクチャ親切に対応してくれますし、そういった作業の来店も大歓迎ですって店員さんも言ってますよ。
近所の自転車屋(爺さん一人の店)は、仏式の空気入れすらありません。ママチャリのみ。そういう店はスルーで。
もちろん工賃はかかりますからね。個人店でも大手でも。
使ってみて感じたマラソンのメリット
それでは、実際に使ってみて感じたメリットは?
- とにかく丈夫で長持ち
- リフレクター付きで夜間も安心
1.とにかく丈夫で長持ち
- 厚さ3mmの耐パンクベルト「グリーンガード」
- 高い耐摩耗性を誇る「アディックスコンパウンド」
- ヒビ割れに強く剛性の高い「サイドウォール」
これらによって「高い耐パンク性能」と「高い耐久性」を実現した世界最強のタイヤ「マラソン」。
パンクの心配なんてもうオサラバです!
タイヤの減りも少ないので長持ちしますよ!
長く使えるから結果的にコスパの良いタイヤだよ!
2.リフレクター付きで夜間も安心
自転車の前後にライトを装着していても、横向きになったときは目立ちにくくて危険です。
マラソンはそんなときも安心。
タイヤの側面にリフレクターが付いているので、車やバイクのライトを反射してくれます。
夜間の走行時の視認性が高まって、安全性がアップ!
夜間も安心して走れますよ!
マラソンのラインナップ・価格
「マラソンシリーズ」はツーリング用タイヤとして世界一のクオリティーと販売量を誇るタイヤ!
そのラインナップがこちら。
この中で、ロードバイクやクロスバイクに対応しているのは、
- 「マラソン」
- 「マラソン プラス」
- 「マラソン レーサー」
の3モデルです。
対応サイズ(700Cのみを表示しています) | |
マラソン | 700×23C・700×25C・700×28C 700×32C・700×35C・700×38C |
マラソン プラス | 700×28C 700×32C |
マラソン レーサー | 700×30C 700×35C |
「マラソン」
上の画像のように「グリーンガード」と呼ばれる厚さ3mmの耐パンクベルトがパンクからタイヤを守ります。
ちょっとした路面の異物なら、全く問題なし!
「マラソン プラス」
最高位の耐パンク性能を誇る厚さ5mmの耐パンクベルト「スマートガード」がタイヤを守ります。
耐摩耗性も最高峰!
まさに最強!
ただその分、タイヤ重量は重くなるよ。
「マラソン レーサー」
軽量タイプのロードタイヤ。
マラソンシリーズ最軽量です。
耐パンクベルトは「レースガード」採用で、ロードタイヤの走行性能を損なわずにパンクのリスクを減らしてくれます。
内側に強力なラバーや繊維を配し、突起物などによるパンクからタイヤを守ってくれます。
「スマートガード」>「グリーンガード」>「レースガード」
耐パンク性能は、スマートガード(マラソン プラス)が最強です!
次にグリーンガード(マラソン)、レースガード(マラソン レーサー)の順で続きます。
マラソンの価格
他の耐パンクタイヤとの価格比較
ところで、マラソンの価格はどのくらいなの?
それでは、他の人気の耐パンクタイヤとAmazon価格の比較をしてみましょう!
【700×28C の場合】(2024年8月時点のAmazon価格)
マラソン | 4291円 |
ツーキニスト | 3400円(-891円) |
リブモ | 5015円(+724円) |
グラベルキング | 5424円(+1133円) |
グランプリ5000 | 8258円(+3967円) |
こちらはタイヤ1本分の価格ですね!
前輪・後輪両方替えるなら、2本必要ですよ。
高い耐パンク性能と耐久性を誇る世界最強のタイヤが、1本4291円ならメチャクチャお買い得です!
マラソンシリーズの価格と重量
【2024年9月時点のAmazon価格】
サイズ | 重量 | 価格(税込) | |
マラソン | 700×25C | 520g | 4273円 |
マラソン | 700×28C | 560g | 4293円 |
マラソン プラス | 700×28C | 750g | 8506円 |
マラソン レーサー | 700×30C | 395g | 5525円 |
マラソンシリーズの重量と価格の比較です。
耐パンク性能や耐久性が優秀なほど、重量は重く、価格は高くなりますよ。
丈夫で長く使うことができるし、抜群にコスパの良いタイヤです!
マラソンはこんな人におすすめ!
- パンクしたくない人
- パンクの不安から解放されたい人
- 長く使いたい人
- ツーリングをする人
- 重量が重くても気にならない人
パンクに強くて長持ちする丈夫なタイヤが欲しいなら、シュワルベのマラソンシリーズがおすすめです!
さらに「重量なんて気にしないぜ!」というなら、もうマラソンで決まり!
というか、これ以上のタイヤはありません。
「細かいことは気にしない!パンクだけは勘弁…」
って人はコレで決まり!
ツーリングにも最適ですよ!
パンクしたくないならマラソン!
パンクしたくない人や、パンクが心配な人にはマラソンがおすすめ!
マラソンで日本の舗装路を普通に走っていれば、パンクすることはまず考えられないレベルです。
パンクする可能性が下がることで、パンクを心配することがなくなり、精神的にもラクになれます。
ツーリングでも通勤・通学でも、ストレスを感じることなく走れるのは本当にありがたいです。
マラソンでパンクするなら、どんなタイヤでもアウト!
通勤・通学にもマラソン!
耐パンク性能と耐久性に優れたマラソンは、通勤・通学でも活躍します。
- 毎日ガンガン乗っても平気
- パンクの心配がない
- タイヤの持ちがいいので、長く使える
パンクが絶対に許されない通勤・通学には、頼もしい存在となってくれるでしょう!
通勤・通学でマラソン使ってる人、けっこういますからね!
耐パンクタイヤをおすすめする理由
「通勤・通学でも」、「ツーリングでも」パンクしたら気分は最悪です。
遅刻は許されないし、修理にはお金もかかります。
毎日の通勤・通学や、遠くの知らない街でのパンクは本当にイヤですし、パンクしないか心配しながら走るのも相当なストレスです。
私はパンクに関しては極度の心配性なので、知らない道を走るときは路面状況が気になって、つい下ばかり見て走ってしまいます。
これでは危険ですし、景色を楽しむこともできません。
私が初めて耐パンクタイヤを使ったのは、趣味で自転車を始めて数年たってからですが、本当に使ってよかったと思いました。
耐パンクタイヤに替えてパンクが減ったのはもちろんですが、何より大きかったのは気持ち的に「パンクの心配」から解放されたことです。
パンク心配性の私にとってはノーストレスで走れるようになったことで、よりアグレッシブに、よりエンジョイできるようになっていきました。
通勤・通学のようなパンクが許されない状況で走っている人や、趣味でロングツーリングやサイクリングを楽しんでいる人は、ぜひ耐パンクタイヤの導入を検討してみてください!
現地でのパンク修理に自信がない人には、耐パンクタイヤはおすすめです!
※こちらの記事で、マラソンの他にもおすすめの耐パンクタイヤの紹介をしています。
ライドスタイルによって向き不向きがあるので、こちらの徹底レビューも参考にしてみてください。
シュワルベ「マラソン」レビューまとめ
今回は、シュワルベ「マラソン」を徹底レビューしました。
マラソンの最大の特徴は、パンクに強くて長持ちすること。
- 高い耐パンク性能
- 高い耐久性
重量を犠牲にしてもズバ抜けた丈夫さを実現させた、まさに世界最強のタイヤです!
パンクを気にすることなく、ツーリングや通勤・通学でガンガン使ってください!
耐久性が高くて長く使える、コスパの良いタイヤです!
シュワルベ「マラソン」、皆さんもぜひチェックしてみてください!
こちらの記事で、おすすめの耐パンクタイヤの徹底レビューをしています!
マラソン以外のタイヤもチェックしてみてね!