自転車ロードレースの魅力と楽しみ方!【エースとアシスト編】

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ロードバイク・クロスバイク好きの皆さん!

ロードレース見てますか?

「ルールがいまいち分からなくて…」

そんな人もいるでしょう。

そこでこれから数回にわたって、自転車ロードレースを気軽に楽しんでもらえるよう、ロードレースの見かたや楽しみ方をお伝えしていきます。

今回は「エースとアシスト」についてです。

シンプルだけど奥が深い自転車ロードレース、楽しまないともったいないですよ!

タップできる目次

個人競技か団体競技か?

自転車ロードレースは、個人競技であると同時に団体競技でもあります。

これがロードレースの面白いところでもあり、ややこしいところでもあるんですね。

基本的には、「自転車ロードレースはチーム同士での戦い」、つまり団体競技です。

・1チーム 5人~9人くらい
・20チームほどが参加
ツール・ド・フランスでは、およそ200人の選手が参加します

この中から最終的にその日の勝者となるのは、トップでゴールした選手ただひとりだけ!

この点で見れば、個人競技ともいえます。

美人秘書

じゃあ、残りの199人は敗者なの?

たっち

それが、そうじゃないんです!

自転車ロードレースにおける勝利とは?

自転車ロードレースにおける「勝利」とは、チームから優勝者を出すことを意味します。

例えば、次の2チームがあったとします。

チームA
  • 一人だけ1位で完走
  • 残り全員はリタイヤ
チームB
  • 1位は逃す
  • 2位から10位までを独占

この場合は、どちらのチームの勝ちになるのでしょうか?

答えは、チームAです。

チームBは敗者です。

サイクルロードレースの世界では、昔から「1位以外は負け」と言われています。

その1位を出したチームこそが勝者なのです!

美人秘書

1位と2位との間には、越えられない壁があるのね…

たっち

チームのほとんどがリタイヤしてもいいから、優勝者を出す!
これが至上命題なのです!

【補足】
レースには上位選手に与えられるポイント制度があるので、2位以下に全く価値がないわけではありません。

エースとアシスト

「チームのほとんどがリタイヤしたとしても、優勝者をチームから出す!」

そのために出てきた概念が、「エースとアシスト」です。

エース

エースに選ばれるのは、狙うレースで勝てる確率が一番高い選手です。

得意なレースは選手のタイプによって違ってくるので、レースによってエースが変わることもよくあります。

エースはアシストたちに守られながらレースを進め、最終的にゴールを狙います。

アシストたちを犠牲にしながら、皆の期待を一身に背負って、チームのために全開でゴールを狙う、まさに選ばれた存在なのです!

たっち

「こいつを勝たせるためにアシストするんや!」ってチームメンバーに思われるような人格的な魅力もエースには必要ですよ。

美人秘書

ただ強いだけじゃダメなのね!

アシスト

自転車はオートバイに比べて圧倒的に小さいパワーで走らなければならないため、空気抵抗が最大の敵になります。

単独で走ると、空気抵抗によって体力をどんどん奪われてしまうのです。

そこで必要になってくるのがアシストの存在です。

アシストは風よけとなってエースの前を走り、エースの体力を温存させます。

自転車ロードレースにおいては、このアシストの働きなくしては勝利はありえません。

たっち

強豪チームはダブルエース体制をとる場合もありますが、基本的にはエースは1人。それ以外全員がアシストとなるよ。

アシストの仕事は多く、選手たちは大忙しです。

主なアシストの仕事
  • エースの風よけ
  • 集団をコントロールするために先頭を引く
  • 戦略的にあえて集団から飛び出す
  • ドリンクやレインウェアをチームカーから運ぶ
  • エースがパンクしたら自分のホイールを差し出す

アシストたちは自らを犠牲にしながらも、自分たちのエースの体力を温存したまま勝負どころまで「運び」ます。

そしてエースが得意とする場所で解き放つのです!

そのころには、アシストたちは体力を使い果たしてヘロヘロですが、彼らの目的は「エースを万全の状態で勝負どころまで運ぶ」ことなので、十分役割を果たしたことになります。

たっち

アシストを「運び屋」とか「発射台」って言ったりもするね。

このようにして手に入れた勝利は、エースだけのものではなくチーム全体の栄誉なのです!

美人秘書

なんか、アシストかっこいいわ!

たっち

ロードレース漫画の超人気作『弱虫ペダル』。
友情・青春・そしてライバルとの戦い!
これは必見ですよ!

エースの脚質

選手のタイプによって得意分野は変わってきます。

それではどのようなタイプの選手がエースになるのでしょうか?

選手のフィジカルのタイプ分けを「脚質」と呼びます。

脚質は大きく5つに分けられます。

スプリンター短距離ダッシュが得意
クライマー上りが得意
ルーラー平坦の長時間高速走行が得意
パンチャースプリンターとクライマーの両方の性質を持つ
オールラウンダーステージレースで総合優勝が狙える

ツール・ド・フランスなどのステージレースで総合優勝を狙うエースたちは、オールラウンダーです。

サイクルロードレース中継をみていると、「総合系の選手」なんて表現されていることも多いですね。

総合優勝のためには、ステージ優勝よりも総合のタイムが大切になってきます。

なのでエースであるオールラウンダーの任務は、大きくタイム差がつく上りゴール個人タイムトライアル(ITT)でライバルに差をつけることになります。

ツール・ド・フランスなどのステージレースでは、全てのチームのエースが総合優勝を狙っているわけではありません。
・クライマータイプのエースであれば「山岳賞」
・スプリンタータイプのエースならば「ポイント賞」
選手の特徴やチームの戦略によって目的はさまざまです。

たっち

脚質については話すべきことがありすぎるので、別の記事で詳しく取り上げますね。

自転車ロードレースを見るには

自転車ロードレースはルール自体はシンプルですが、展開が複雑で奥が深いスポーツです。

日本では地上波テレビでの放送がないためじっくり観戦する機会は限られますが、レースを最初から通して見るときっとその魅力を感じることができますよ。

実況・解説陣のトークも面白くて軽快で、数時間なんてあっという間です!

たっち

自転車ロードレース中継を視聴する方法はこの2つ!

1.テレビで見る
2.ネット配信で見る

テレビとネット配信では楽しみ方が変わってくるので、後悔しないよう自分に合った方法を選びましょう。

  • テレビとネット配信のメリット・デメリット
  • 自転車ロードレース中継の特徴
  • それぞれのプラン・料金
  • 申込み方法

これらについて詳しく解説しているので、下記の記事を参考にしてみてください!

自転車ロードレース中継はその特徴から、テレビ視聴が断然おすすめです!

たっち

テレビで視聴する方法や、メリット・デメリットについて詳しく解説しているので、こちらの記事を参考にしてみてください!

ネット配信で見るなら、こちらの記事もどうぞ!

まとめ

今回は、自転車ロードレースの「エースとアシスト」について解説しました。

ロードレースは知っているとより深く楽しめる要素がたくさんあります。

今後も自転車ロードレースの見かたや魅力などをお伝えしていきます!

みんなでロードレースを楽しみましょう!

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