「エアロバイクはどんな基準で選べばいいの?」
エアロバイクはトレーニングマシンとして非常に優秀で人気があり、数多くのモデルが販売されているので迷ってしまいます。
たくさんの機種を比較して、自分に合ったものを選ぶのは大変ですよね。
そこで今回は、エアロバイクの選び方やおすすめの機種の解説をしていきます。
自分に合ったエアロバイクを見つけて、トレーニングに励みましょう!
エアロバイク選びで大切な4つのポイント
エアロバイクを比較する際には、次の4つの点に着目するのがポイントです。
- タイプ:座る姿勢が違ったり、折り畳みできるものなどラインナップはさまざま
- 負荷方式:使い勝手が変わってくるので、自分が使いやすいものを
- 計測機能:消費カロリーや走行距離などを計測できるとモチベーションアップに!
- 静音性:アパートや夜間の使用でも、周りを気にせずトレーニングできるものを
私は趣味で、登山や自転車ツーリングを27年以上行ってきました。
登山のトレーニングで自転車漕ぎ運動は非常に有効ですし、ダイエットのためにもエアロバイクはこれまで13台以上は試してきました。
そんな私の経験をもとに、サイクリストからの視点や実際の使用者のレビューも参照しながら、初心者におすすめの「厳選したエアロバイクTOP3」を紹介します!
1.エアロバイクのタイプ
先ほど触れたように、エアロバイクを見極めるための重要ポイントは「タイプ・負荷方式・計測機能・静音性」の4つです。
まずはエアロバイクの「タイプ」について見ていきましょう。
アップライトタイプ
最もポピュラーで定番のエアロバイクです。
1万円以下~10万円以上のものまでさまざまなモデルが販売されています。
ママチャリのように上半身を起こして漕げるので、初心者でも扱いやすいタイプです。
- 長時間の有酸素運動を行いたい人
- ダイエットしたい人
- 運動不足を解消したい人
- 脚力、心肺機能を鍛えたい人
におすすめです。
スピンバイク
スピンバイクはロードバイクのような前傾姿勢で漕ぐタイプです。
・高負荷なトレーニングや本格的なトレーニングをしたい人
・筋トレ目的の人
におすすめです。
デメリットとしては、走行音が大きめで、価格も高めです。
リカンベントタイプ
背もたれ付きのシートが備わっており、後ろにもたれかかって足を前方に向けて漕ぐタイプです。
リハビリ目的の人やシニア向けのエアロバイクです。
しっかりスピードを出してトレーニングしたい人向けではありません。
Xタイプ
コンパクトに折りたためるタイプで、省スペースで収納できます。
比較的軽量なので、部屋を移動して使いたいときにも便利です。
価格が安めのものが多いです。
デメリットはこちら。
- サドルの位置が高めに設計されているものがある
- 高さが調節しにくい製品が多い
スピードを出すと安定性を欠きやすい傾向にありますが、スピードを出しても安心なモデルも出ています。
ミニバイク
ペダルのみのコンパクトなタイプで、自宅の椅子に座って漕ぎます。
私はこれまでにこのタイプを3台試しましたが、いずれもペダルをスムーズに回せませんでした。
普通の椅子・ソファー・座椅子など座る高さを調節したり、仰向けに寝てみたり、マシンをしっかり固定してもスムーズに漕げませんでした。
クルクルとペダルを回せずカクッカクッとぎこちないペダリングになってしまい、トレーニングどころかストレスを感じる状態でした。
それでも3回も購入したのは、気軽にダイエットできそうな気がしてしまうからですね。
価格も安いですし、「次のはイケるかも!」と期待して購入してしまいましたね。
※私は漕ぐスピードが速めなので、もしかしたらゆっくり漕ぐ人にはしっくりくるのかもしれないです。
2.負荷方式
エアロバイクはペダルを漕いで運動するのですが、ペダルへの抵抗のかけ方にもいくつかの種類があります。
負荷方式によって、負荷の強さだけではなく、連続使用時間や静音性にも影響があります。
漕ぎ心地もそれぞれで異なるので、自分に合った種類の製品を選びましょう。
1.ベルト負荷方式
ゴム製のベルトで回転ホイールを押さえつけ、その摩擦力で負荷をかける方式です。
負荷は弱めで、調節幅が狭い傾向です。
軽い運動をしたい人向けになります。
メリット
- ペダルを漕いだ感じが自転車と同じような自然な感覚
- ペダルの重さが常に一定なので、膝などに負担がかかりにくい
- 構造がシンプルなので、コンパクトで低価格
- 電気が必要ないのでどこでも設置可能
デメリット
- ベルトが常にこすれるので、摩擦音がする
- ベルトは消耗品なので交換する必要があり、維持費がかかる
2.マグネット負荷方式
回転ホイールに永久磁石を近づけたり遠ざけたりすることで、磁力の引き合う力が発生してペダルに負荷がかかる構造です。
メリット
- 摩擦が生じないため、運転音が静か
- 負荷を細かく設定できる
デメリット
- ペダルを漕いでいると、負荷が強くなったり弱くなったりと波がある場合がある
3.電磁負荷方式
電磁磁石を使って負荷を調節するタイプ。
メリット
- 長時間使用できる
- 運転音が静か
- 負荷の調節幅が広い
- 滑らかなペダリングができる
デメリット
- 価格が高い
- 重い
- 電源が必要。電源が確保でき据え置いたままで使用できるスペースが必要。
4.摩擦負荷方式
回転ホイールにフェルトを押し付けることで、ペダルに負荷をかける構造。
メリット
- 長時間の連続運転が可能
- 運転音は比較的静か
- 電源必要なし
デメリット
- 漕ぎ心地はあまり良くない(自転車の感覚とは異なる)
- フェルトパッドは消耗品なので交換が必要になり、維持費がかかる
3.消費カロリーなどの計測表示機能
エアロバイクがトレーニングマシンとして優れているのは、運動量を数値で表示してくれる点です。
- 消費カロリー
- 心拍数
- 走行距離・時間・スピード
- 回転数
これらを計測して表示してくれるので、ダイエットやトレーニングのモチベーションアップや効率アップにつながります。
「ダイエット」も「脚力・心肺機能のトレーニング」も、なにより一番大切なのは、継続することです。
消費カロリーや走行距離を表示してくれることで、
「今日はここまで頑張ってみよう!」
「目標よりもあと少し漕いだる!」
という風に、やる気と張り合いが出てきます。
トレーニングを長く継続する後押しになるので、エアロバイクを購入するなら計測表示機能のあるものを強くおすすめします!
4.静音性
住んでいる環境やトレーニングの時間帯によっては、非常に重要な要素です。
気持ちよくトレーニングを続けるためにも、しっかりチェックしておきましょう!
こちらは負荷方式による静音性の目安です。
静音性 | |
ベルト負荷方式 | 3.0 |
マグネット負荷方式 | 5.0 |
電磁負荷方式 | 5,0 |
摩擦負荷方式 | 4.0 |
あくまでも目安なので、個々のモデルごとに静音性をチェックしておこうね!
エアロバイク購入の際に知っておくべきポイント
エアロバイクのサドル(座るところ)はクッション性の高いものから、カチカチのものまでさまざまです。
実際の自転車は走りながら姿勢を変えたりできますが、エアロバイクは座りっぱなしが多いので、お尻が痛くなることもあります。
特に初心者のうちはお尻が痛くなりやすいので、前もって気に留めておきましょう。
サドルの硬さ
スポーツタイプの自転車に乗り慣れていない人は、サドルの硬さに注意が必要です。
慣れていない人にとっては、お尻の痛さは大変な問題です。
お尻の痛さによってトレーニングを止めてしまう人もいますので、心配ならサドルのタイプをチェックしましょう。
サドルのタイプは大きく分けてこの2つです。
フラットサドル(平らなサドル)
- お尻が痛くなりにくい
- 姿勢が安定して疲れにくい
ラウンドサドル(前から見たときに座面に丸みがあるタイプ)
- 慣れている人にとっては、お尻がサドルにフィットしやすく、ペダルを安定して漕ぎやすい
※これは実際のロードバイクではなく、エアロバイクの場合のサドルの傾向です。
初心者が一番気になるのはお尻の痛さです。
座布団やクッションを敷けば解決することですが、お尻の痛さに嫌気がさして、「エアロバイクは自分に合っていない」と思って止めてしまう初心者の人もいます。
予防策としてフラットサドルのエアロバイクを選ぶのもおすすめです。
お尻の痛みは、続けるうちに慣れて気にならなくなります。
しかし何年もロードバイクに乗っている人でも、お尻の痛さに悩まされている人はいます。
エアロバイクはママチャリよりはお尻が痛くなりやすい傾向にあるので、気にかけておきましょう。
エアロバイク総合評価で徹底比較!ランキングTOP3
第1位 アルインコ エアロマグネティックバイク AF6200
「アルインコ(ALINCO) エアロマグネティックバイク AF6200 フィットネスバイク」
- 安心の大人気定番モデル
- 静音性が高い
- デジタルメーター、心拍数測定機能あり
- キャスター付きで移動しやすい
- ペダル動作が滑らか
- 大型液晶メーター搭載
- スピードを出しても安定している
第2位 アルインコ コンフォートバイクⅡ AFB4309GX
「アルインコ(ALINCO) コンフォートバイクII AFB4309GX フィットネスバイク」
- エクササイズバンド付きで、上半身も鍛えられる
- デジタルメーター、心拍数測定機能あり
- コンパクトに折りたためるXタイプ(キャスター付き)
- 静音性が高い
- 背もたれシート付き。もたれかかったりなどスタイルを変えて運動できる
「フロアマット・サドルカバーがセットになったモデル」はこちら!
サドルカバーがついているのは、お尻に優しいわね!
第3位 HAIGE フィットネスバイク HG-QB-J917B
- クッション性の高いフラットサドルで、お尻が痛くなりにくい
- デジタルメーター、心拍数測定機能あり
- コンパクトに折りたためるXタイプ
- 静音性が高い
- スマホ・タブレット置きがある
- 耐荷重120kg
まとめ
今回は、エアロバイクのおすすめ3機種をランキング形式で紹介しました。
どのモデルも初心者の人が長く使えるものばかりです。
エアロバイクは、手軽に高度な有酸素運動が行える優れたマシンです。
ダイエットにも脚力・心肺機能の強化にも高い効果が期待できます。
ケガの心配もありません。
ぜひとも、トレーニングに導入してみてはいかがでしょうか?
サイクリングがますます楽しくなりますよ!