自転車のトラブルNo.1はパンクです。
ツーリングや通勤・通学中のパンクは絶対に避けたいところですよね。
でも安心してください!
そんな人のために絶対にパンクしないタイヤも販売されています。
そんな「ノーパンクタイヤ」やパンクに強い「耐パンクタイヤ」を導入することで、パンクのリスクを回避することができるのです。
そこで今回は、「絶対にパンクしないノーパンクタイヤ」のメリット・デメリットを解説します。
タイヤの特徴をしっかり把握して、パンクの恐怖からサヨナラしましょう!
パンクに強いタイヤとは?
自転車用の「パンクに強いタイヤ」には2種類あります。
- ノーパンクタイヤ:空気の代わりに他の素材が詰め込んである
- 耐パンクタイヤ :肉厚なゴムを使っている
自分に合ったタイヤを選ぶために、それぞれの特徴やメリット・デメリットを知っておきましょう。
ノーパンクタイヤ(パンクレスタイヤ)
ノーパンクタイヤは内部に空気ではなくて、ウレタンやジェルが詰め込まれているタイヤです。
そもそも空洞がないため、何が刺さろうとも絶対にパンクすることはありません。
もちろん空気入れをする必要もないです。
自転車屋さんが近所にない人や、メンテナンスに手間をかけたくない人にはおすすめです。
- 絶対にパンクしない
- 空気入れの手間がかからない
- タイヤの重量が重い
- 地面からの衝撃が大きい
- スポークが折れやすくなる
- 乗り心地が悪い
- 取り扱い店舗が少ない
※ノーパンクタイヤは乗り心地が悪く、重量が重いため、速さ・軽さ・長距離走行に特化したロードバイクとは相性はよくありません。
というか、ロードバイクにノーパンクタイヤを履いている人は存在しないでしょう…
耐パンクタイヤ
耐パンクタイヤは、通常よりもタイヤのゴムが分厚いので、段差や凸凹道でもパンクしにくくできています。
異物が刺さっても、すぐに空気が抜けてしぼんでしまうこともありません。
ロングツーリングをする人や凸凹道を走ることが多い人におすすめです。
- パンクに強い
- 乗り心地が柔らかい
- 絶対にパンクしないわけではない
これまでに数種類の耐パンクタイヤを試してきましたが、3カ月もたずにパンクしたタイヤもありました…
信頼できるタイヤも何種類かあります!
この後で紹介するので、参考にしてみてね。
ノーパンクタイヤのデメリット
ノーパンクタイヤのデメリットには深刻なものも含まれます。
決して無視できません。
詳しく見ていきましょう。
1.重量が重い、振動が吸収されない、スポークが折れやすい
空気の代わりに、ウレタン・ゴム・ジェルなどの素材を詰めているため、通常のタイヤよりも重量が重くなります。
さらに、通常ならクッションの役割をはたしてくれる空気がないことにより、振動が吸収されず、路面からの衝撃をダイレクトに受けることになります。
その影響によって、スポーク(車輪の細い棒)が衝撃に耐えられず折れてしまうリスクが上がってしまいます。
2.乗り心地が悪い
タイヤの重量が重くなることで、ペダルが重く感じます。
また、路面からの衝撃が空気によって緩和されませんので、衝撃吸収性が悪く、乗り心地は悪く感じます。
3.取り扱い店舗が少ない
ノーパンクタイヤはパンクはしませんが、使っているうちに表面はすり減っていきますし、前述のようにスポークが折れれば、修理のためにタイヤを取り外さなければなりません。
しかし、ノーパンクタイヤは取り扱っている店が少ないのが現状です。
- 専用の工具を持っていない店も多く、すぐに対応できない
- 取り寄せで時間がかかる
- 工賃も割高になったりする
このように、タイヤを交換するときのリスクが大きいのがノーパンクタイヤのやっかいなところです。
ノーパンクタイヤを使っている人は、絶対にパンクしたくないからです。
おそらく通勤や通学など日常使いをしている人が多いでしょう。
せっかく便利だと思ってノーパンクタイヤを導入しているのに、タイヤ交換の際に何日も待たされるなんて、本末転倒です。
日常の生活圏内にノーパンクタイヤ取扱店があるかどうかは重要事項ですよ。
ちなみに私は地方在住(岐阜県)ですが、近所にノーパンクタイヤを取り扱っている自転車屋さんはありません…
これらのデメリットを受け入れられるかどうか…
それでもノーパンクタイヤは魅力的!
ノーパンクタイヤはこれらのように多くのデメリットがあるために、現状ではあまり普及していません。
しかし、それでも、
「絶対にパンクしない!」
「空気入れをしなくていい!」
という圧倒的に魅力的なメリットを誇ります。
「パンクだけは勘弁!」
という人は導入を検討してみてください。
通勤・通学には耐パンクタイヤがおすすめ!
通勤・通学途中でのパンクを防ぐために、ノーパンクタイヤを検討している人も多いと思いますが、毎日ガンガン乗る人には、実はノーパンクタイヤは向いていません。
パンクの心配はありませんが、スポークが折れるリスクがついて回るからです。
同じくロングツーリングにも、ノーパンクタイヤは不向きです。
ノーパンクタイヤは重いし衝撃吸収性能も低いため、長距離走行とは相性が悪いのです。
そこでおすすめなのは、「耐パンクタイヤ」です。
絶対にパンクしないわけではありませんが、パンクの確率は低く、ノーパンクタイヤ特有のデメリットもありません。
ぜひ検討してみてください!
ここで、おすすめの耐パンクタイヤをいくつか紹介しますね!
10年以上、いろんなモデルの耐パンクタイヤ試してきましたからね。任せてください!
「実際に耐パンクタイヤを使ってみて」
私はこれまで8種類以上の耐パンクタイヤを使ってきましたが、買って数カ月でパンクした経験も正直あります。
もちろんパンクには乗り方や運の要素もありますが、パンクを防ぐためにわざわざ購入したのにパンクしてしまうとガッカリしてしまいます。
しかしそんな中でも、一度もパンクしない信頼できるタイヤもありました。
それがこちら!
いずれもパンクに強いだけでなく、高い耐久性によって長く使えるコスパの良いタイヤばかりです。
それでは、自信を持って次の5つのタイヤを紹介します!
・コンチネンタル「グランプリ5000」
・シュワルベ「マラソン」
・パナレーサー「グラベルキング」
・パナレーサー「リブモ」
・パナレーサー「ツーキニスト」
タイヤごとに詳しいレビューをしているので、参考にしてみてね!
コンチネンタル「グランプリ5000」
シュワルベ「マラソン」
パナレーサー「グラベルキング」
パナレーサー「リブモ」
パナレーサー「ツーキニスト」
これらのおすすめ耐パンクタイヤについて、個別に徹底レビューしています。
参考にしてみてください!
これらのおすすめ耐パンクタイヤ5選については、こちらの記事で詳しく解説しています!
パンクに不安を感じているあなたは必見ですよ!
パンク防止には、タイヤの選択だけでなくこまめな空気入れも重要な要素です。
・こまめな空気入れが、なぜパンクを防ぐことにつながるのか?
・面倒な空気入れを快適に行える、おすすめの空気入れ
これらについて解説しているので、こちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
ノーパンクタイヤは、「絶対パンクしない」「空気入れをしなくていい」という2点においては、非常に魅力的なタイヤです。
しかし重大なデメリットも抱えているので、現状ではあまり普及していません。
そこでおすすめなのが「耐パンクタイヤ」!
パンクに強いタイヤが欲しいけど、ノーパンクタイヤのデメリットが気になる人は断然「耐パンクタイヤ」がおすすめです!
- パンクに強い
- 長持ちする
- 乗り心地がいい
そんな耐パンクタイヤに替えて、やっかいなパンクとオサラバしましょう!